読売新聞朝刊1面トップで世論調査を報じている。岸田内閣の支持率は昨年12月の調査と横ばいで24%、不支持は61%で、前回調査の63%より改善されている。

 朝日新聞も1面トップで、内閣支持率23%、昨年12月の調査と同じだったと報じている。

 読売、朝日という2大全国紙が同じ傾向の数字が出たということに注目したい。

 派閥パーティー券問題が昨年12月1日から取り上げられ今日(こんにち)に至っているが、それでも支持が安定し、不支持が減ったということは、国民は落ち着いて現状を見ていると私は受け止めた。

 今回の問題は「政治とお金」の問題であり派閥の問題ではない。そもそも届出していない、記載しなかった議員の責任であり、派閥の幹部が適切に指導しなかったことが問題なのである。

 安倍派、二階派の幹部の記者会見で「秘書に任せておいて知らなかった」という発言を耳にするが監督責任が生じる。「知らなかった」で済む話ではないし、知らなかったなら責任を取るべきである。こうした発言の軽さ、無責任さが政治不信に繋がって行く。

 東京地方検察庁は派閥パーティー券問題で1人の国会議員を逮捕し、1人を在宅起訴、1人を略式起訴にし、会計責任者の内1人を逮捕、3つの派閥の会計責任者を在宅起訴しているが、派閥の幹部が責任を取らないのでは国民が納得しない。

 今朝の民放テレビで政治評論家の田崎史郎さんは「少なくとも安倍派の塩谷立さんは議員辞職し責任を取るべきだ」と言われた。極めてわかりやすい発言である。

 6億以上の不記載が明らかになった以上「死人に口なし」で、安倍元首相や細田前衆院議長に責任をかぶせるのではなく、自ら責任を取る姿を見せてほしいものである。政治家としての「(いさぎよ)さ」「矜持(きょうじ)」が求められていることを肝に銘じて戴きたい。

 朝の便で函館に行き、お世話になった方の弔問をし、函館から千歳に飛び釧路に向かい、車で帯広に出て16時から私が組合長を務めている十勝軽種馬農業協同組合の理事会に出席し、18時から帯広自衛隊協力団体連絡協議会の新年交礼会に出席する。最終便で帰京する。

今日は4回飛行機に乗った。3回はよくあることだが4回というのは初めてである。便利な時代になったとつくづく感じる1日だった。

 

21日のコメント

 BAHOさんの考えに賛同します。国会では国家安全保障、地球環境、福祉(少子化、高齢化対策)、経済等、国家の基本に関する議論を是非ともしてもらいたいものです。

 ひらけ日本さん、昨日のNHK日曜討論を聞いていても自民党の茂木幹事長はテーマごとにしっかり答えていたと受け止めました。他の政党の人は都合の良い言い振りだったと思います。八王子市長選挙良かったです。しかし投票率の低さに驚きです。ウクライナは一にも二にも停戦です。自前で戦えないのですから自ら話し合いに応じるべきです。

 ひでおさん、政治の何たるかが問われていると考えます。政治家で若くてもボーとして発言をしない人は若年寄です。森山先生は78歳ですが現状を把握し前を見て将来を見据える頭づくりは若い政治家です。

 慎一さんのお気持ち良く分かります。

 さださん、日本人特有の「一国家・一言語・一国民」のムードに流されやすい姿が現れていると思います。

 tokoton山の男さん、そうです。派閥パーティー券の問題は「政治とカネ」の問題で、派閥の問題ではありません。

 GOOD LUCKさん、今回の問題は「政治とカネ」です。派閥の問題ではありません。届出をしなかった議員は責任を取るべきです。