「安倍・二階・岸田 派立件 虚偽記載で会計責任者ら 安倍派7幹部見送り 東京地裁」「安倍・二階派解散へ 麻生・茂木・森山派は協議」(北海道新聞1面トップ)と出ている。

 派閥のパーティー券を売り、割り当て以上売った分は派閥から還ってくる仕組みで、なぜ届出をしなかったのか不思議でならない。きちんと収支報告書に載せていれば良いことでこんな騒ぎにならなかった。

 今になって一部関係議員は記者会見しているが、昨年12月1日問題が報じられた時、国会で答弁していれば国民の受け止めも違っていたのではないか。

 安倍派の幹部の内、世耕弘成前参院自民党幹事長は5年間で1500万円の還流、松野博一前官房長官は5年間で1051万円の還流、西村康稔前経産大臣は5年間で100万円の還流があったことを明らかにしている。

 1000万以上の額は別として、西村前大臣の5年間での100万円という額ならば、表ざたになり調べた結果100万円の不記載ならばすぐ訂正手続きをしていれば国民の受け止めは違っていたのではないか。将来ある西村氏にとって悔いの残ることであろう。

 塩谷立安倍派座長は還流額について言及していない。萩生田前政調会長は「後日、説明する機会を設けたい」とコメントしている。

 いずれにせよ国会が始まると野党はいろいろ質問してくるだろう。名前の上がった政治家は進んで政治倫理審査会等、国会の場で説明責任を果たすことによって政治の信頼回復のスタートになると思うのだが。

 ことここに至っては政治家の(いさぎよ)さ、矜持(きょうじ)が必要であることを肝に銘じるべきである。

 進んで事実関係を正直に述べることにより、国民の受け止めが変わって来ることを名前の上がっている議員各位は是非とも心して戴きたい。それにより新たな道が拓けるのである。

 それにしても議員個々人の責任を派閥の問題にする今の流れは、本質からずれていると思うのだが。

 

19日のコメント

 ひらけ日本さん、安倍元総理に申し訳ないと言うならあなたはどんな責任を果たすのですかとお聞きしたいです。言葉の軽さが今の状況を示しています。

 ひでおさん、「一にも二にも停戦」です。日本がその旗振り役をすべきです。

 BAHOさん、時代と関係なく政治家である前に一人の人間としての「心」が必要だと思います。

 GOOD LUCKさん、今起きている問題は派閥が悪いのではなく、届け出をきちんとしなかった議員の責任です。私の知る限り自民党はオープンな開かれた政党です。必ず再生するものと確信しています。鈴木貴子にはしっかり先を見て頑張るよう指導していきます。

 さださん、民主主義は多数決です。数がいれば自然とグループは出来て行きます。そこで切磋琢磨、研鑽(けんさん)して上にあがってきます。派閥が悪いのではなく個々人の政治家がルールに基づき届出をしなかったことがいけないのです。

 tokoton山の男さん、政治家が(いや)しくなっては駄目です。「(こころざし)」がないならば退場すべきです。

 慎一さん、選挙の時だけ耳障りの良いことを言っている候補者は信用できません

 ハラペーニョさん、国会議員も歳費(給料)は源泉徴収です。政治資金は政治活動に必要な分、協力戴き、それを政治資金規正法に乗っ取り収支報告書を出すのです。今回の問題は届出をしなかった議員が問題なのです。