東京スポーツ新聞に「佐藤優 裏読み国際情勢」という連載ものがある。佐藤さん流の興味深い指摘があるので勉強になる。

 11日は「特捜文化の変化」と言うタイトルだった。前段は逮捕された池田佳隆代議士のことで、後段について紹介したい。

「一昔は前、特捜検察が政治家を捕まえる場合は「?:サンズイ」を目指すというのが暗黙の前提だった。サンズイとは、汚職、特に贈収賄のことだ。政治資金規正法で逮捕することがあったとしても、それは別件で、本命はサンズイだというのが、特捜検察でも検察担当記者の間でも業界常識だった。どうも特捜文化が、今回の政治資金パーティー券疑惑をめぐって変化したようだ。一昔前までの政治資金規正法違反は、手続き法違反に過ぎないという理解ではなく、これ事態が重大な犯罪と見なされるようになった。確かに政党公布金が開始されてからは政治資金に国民の税金も加わっているので、その使途については透明にすべきであるという理屈が働くのは当然だ。もっとも政党交付金制度が導入されたのは30年前1994年だ。その運用が最近厳しくなったのには、別の理由があると思う。それは庶民の経済状態が苦しくなってきているからだ。政治家がパーテイーで巨額のカネを得ているのが怪しからんという国民感情を特捜検察は追い風にしている。こんな捜査ばかりしていると、カネを集められない力のない政治家しか生き残れなくなる。」

 

 なるほどと思いながら、検察はメディアにリーク、世論を(あお)り、自分たちのシナリオ、ストーリー作りをし、追い込んで行くやり方は変わっていないと実感した。

 真の公平、公正について国民から選ばれた国会議員は「明日は我が身」の思いで、正直者が馬鹿を見ない社会にするためしっかり働いてほしいと願ってやまない。

 8時羽田発で千歳に飛び、11時半より大変お世話になっている道路工業株式会社さんの創業100周年記念新年交礼会に出席。

 中川一郎先生の秘書時代からご厚情賜っており、100年という節目に創業者の先見性、前社長の人間力、現社長の時代に合ったリーダーシップ等々、道路工業さんには教えられることが沢山あった。

 次の2世紀に向け一層のご発展を祈念してやまない。

 14時過ぎ女満別空港に飛び、網走で仕事をする。天気に恵まれ予定通りの日程をこなせて何よりだった。

 

12日のコメント

 BAHO馬鹿阿保な男さん、日米同盟は日本外交の基軸です。しかしアメリカはもはや世界の保安官でもなければ財政国家でもありません。アメリカの言いなりではなく日本独自の立ち位置を示すことです。かつてのソ連は共産国家でしたが、ロシアは自由と民主、市場経済、日本と同じです。一方的な思い込みでの判断は国益になりません。ベーシックインカムを日本維新の会は取り下げました。

 ひでおさん、警察も検察も神様ではありません。間違ったら間違ったと正直に謝るべきです。

 小雪さん、法律以前の問題として道義、信義、人の道を警察、検察は考えるべきです。

 まるさん、小泉政権からの新自由主義の自分さえよければ良いという価値感に流れて行ったのではないでしょうか。

 ミワさん、検察官の中には自分たちが国家の支配者だと思い上がった考え、出世主義の人が居ると思われます。

 アレックスさん、今後とも宜しくお願い致します。

 さださん、私の経験から狙われたら終わりです。間違った権力の行使に国民から選ばれた国会議員が本来立ち上がるべきなのですが…

 

※道路工業株式会社さんの創業100周年記念新年交礼会