年の瀬が押し迫っているが、ウクライナもパレスチナも収まる気配はなく年をまたぐ流れである。

 一昨年10月23日、ウクライナが自爆ドローンをロシア人の居住地域に飛ばしてから緊張が高まり昨年2月19日OSCE(ヨーロッパ安全保障協力機構)でのゼレンスキー大統領のブタペスト覚書の再協議、核を戻せとも取られる発言でロシアは19日、国家安全保障会議で24日特別軍事作戦開始を決定した

ウクライナが挑発しなければこんなことにはならなかったのである。

 パレスチナもハマスがイスラエルにテロを行い、これが発端となった。テロはあってはならない、してはいけないことである。

 私は一貫して一にも二にも停戦と昨年から言い続けているが、多くの人はこちらが正しい、向こうが悪いという入り口論の議論で出口を見据えた話が出てこないことに政治がないとつくづく思う。

 武器資金を供与すると紛争は長引くだけである。自前で戦えない以上、これ以上の犠牲者を出してはいけない。

 いつも犠牲になるのは子供、女性、お年寄りであること考えなくてはならない。

 人の出入りもなくなった議員会館でペンをとりながら「一にも二にも停戦」と願うのみである。

 ロシア外務省のザハロハ報道官は27日、日本が地対空誘導弾パトリオットミサイルをアメリカに輸出を決めたことに対し「明らかにロシアへの敵対行為で日本は国間関係で重大な結果を負う」厳しい警告をしている。

 輸出したミサイルがウクライナに渡れば日本も参戦国と見られる。たしかにミサイルがウクライナに渡る可能性は排除できないのでロシアの懸念は当然である。無用な軋轢を作るだけでも賢い外交とはいえない。

 今やアメリカが世界の保安官、警察官でもなければ財政国家でもない。国際社会は世界の安定に向け折り合いを付け協調してやって行くことが一番だと考えるものである。

 韓国とは尹大統領誕生から良い方向に向かっているが、もっと隣国ロシア、中国、北朝鮮とのバランス外交を考えるべきではないか。

 日本の果たす役割、岸田総理の出番であると思うのだが。

 

 

29日のコメント

 BAHOさん、私の知る限り外国人の団体からパーティー券購入は大きくないと思います。文化に対しての予算措置は日本は少ないと私も思います。何が大事か優先順位を考えるのが政治家の大きな役割と思います。しっかり頑張って参ります。

 ひらけ日本さん、金丸信先生の言葉、胸に沁みます。陰徳を積む人が評価される社会は極めて公平な姿だと思います。

 ひでおさんのおっしゃる通りで届出をしておけば何でもない話です。何故当たり前のことをしていなかったのかこの点、国民に関係する国会議員は説明責任を果たすべきです。

 さださん、広く政策を訴え、自分の活動を知らせ、更に理解を得る上でセミナー、パーティーは一つの試みだと考えます。「入り」と「出」の説明責任と情報開示をきちんとすれば理解は得られます。

 松村訓明さん、家宅捜査を何回もしており何が「罪証隠滅」でしょうか。おかしな話です。しかしこれが現実です。悪しき権力の行使はあってはなりません。

 桂城さん、国際化の時代、日本だけでは生きていけません。外国企業の進出、また日本も世界中に出ているわけですからその国の法律の範囲内での活動、行動は許容されてもいいと思います。


※年末恒例の八角部屋もちつき大会