全国紙は2019年の参院選挙広島選挙区での河井克行氏の公職選挙法違反に問われた元広島市議が、東京地検特捜部から「不起訴処分を供述誘導」していた問題で最高検は昨日「取調べは不適正だった」とする調査結果を公表した。

 読売新聞は1面トップで「取り調べ『不適正』認定 最高検 組織的指示は否定」

3面で「動機の解明不十分 供述誘導『不起訴の約束』否定 取り調べで問題 訴訟も」

 27面で「『再発防止期待できず』供述誘導 元市議側『内部調査にすぎない』個人の資質に矮小化」

 朝日新聞は26面で「検事取り調べ『不適正』『供述誘導』訴え 最高検が認定」

 日本経済新聞も42面で「参院選 広島買収事件 特捜部の取り調べ『不適正』」

 毎日新聞は25面で「検事取り調べ不適正認定 最高検 組織的指示は否定 供述誘導問題」

 産経新聞は1面で「最高検『不適正』認める 広島参院選買収 供述誘導取り調べ」

 東京新聞は18面で「特捜取り調べ『不適正』不起訴約束『組織的指示なし』」と扱っている。

 全国紙の中でも圧倒的に発行部数の多い読売新聞がこの件について最初から大きく取り上げて来た事実は大きい。

「不適正」と最高検が認めたことは当然だが「組織的指示はなし」は身勝手な判断である。

 検察官は組織の一員として動いている。取り調べ召集組織として連日打合せをする。組織としての指示はないというのは組織防衛、自己保身の頭づくりである。

 この件も国民から選ばれた国会議員は「明日は我が身」の思いで取り組んでほしいものである。

 「リークはない」と言うが、ならばどうして捜査関係者しか知りえないことがメディアに載るのか。家宅捜査にしろなぜテレビカメラが押し掛けるのか。情報がないと動けない。当たり前のことをさもさものようにすり替えることじたい陳腐である。

 検事も政治家も国民に対して正直であることが一番であるとつくづく感じる次第だ。

 

25日のコメント

 チョモ・ラン・マーさん、スポーツの持つ力です。

 松村訓明さん、私がポストに就くことはありませんが、政治家はポストに就いていない時、いかに存在感を持っているかです。私は私の立場で堂々と生きていきます。

 ひでおさん、お身体に気を付けて働いて下さい。

 BAHOさん、スポーツの持つ感動、勇気、根性、仲間すべてが上手く噛み合っての結果だと思います。

 谷口ダイゴさん、谷口流の見立て、見方を参考にしまた勉強して参ります。