昨日、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が発表した2050年までの全国の地域別将来推計人口の数字に驚く。

 5年に一度出す数字だが、2050年には東京以外の46道府県で75歳以上が20%を超えるそうである。

 2020年1億2614万人だった人口が、2050年には1億468万人と約2000万以上の減少になるとの数字に危機感を持たざるを得ない。

 少子化対策と言葉は踊るが、現実を将来見据えると深刻な事態である。地方に仕事がないと都会に出るしかない。

 小泉純一郎政権で公共事業を無駄と称し、予算を削減し、地方の働き手は都会に出ていくしかなかった。

 高校、大学の土木建築学科、学部も縮小となって行き負の連鎖であった。

 今から24年前のことになるが、非正規、契約社員となり、若者はやる気をなくし今に至っている。

 北海道でも2020年522万人だった人口が、2050年には382万人と推計されており、このまま進めば国家の存立に関わって来る。与野党問わず真剣に取り組むべき大問題である。

 派閥パーティーの問題解決は簡単だ。議員一人一人が良心を持ち、ルールを守れば何も問題はない。

 少子化対策は国の一大事として与野党の垣根を越えて取り組んで戴きたい。

 北海道の日本海側は大雪で連日全国放送になっている。札幌、太平洋側は雪も降らず風もなく穏やかであり、自然の成せることとはいえ大きな差がある。

 朝6時過ぎの列車で十勝管内新得町に行き、40年前からお世話になって来た方の告別式に顔を出す。わずか10分間の告別式参式だったが、心からのお参りをする。気持ちは伝わっているものと勝手に思いながら、わずかの時間でもお参りできホッとした次第だ。

 10時過ぎ新得駅から札幌に出て、12時半から今年最後の大地塾例会。いつも通り熱心な方々が足を運んで下さり有難い限りだった。

 初当選から丸40年、多くの心ある人に支えられての今であることを話し、今年は懲罰委員長としてガーシー議員の議員辞職決定処分をしたことや、10月のモスクワ訪問と政治家鈴木宗男の存在感は示せたと総括した。

 平成22年から始めた「大地塾」も来年で15年目に入る。継続は力であり来年もしっかりやって参りたい。

 今日は上皇様のお誕生日である。上皇様のご健勝と皇室の弥栄(いやさか)を心から祈念させて戴いた。

 

22日のコメント

 慎一さん、心、気持ちが伝わらないと思いますね。

 ひでおさん、もっともっと檄を飛ばして下さい。

 さださん、認識、お考えに頷くのみです。

 エセすすきさん、有難うございます。鈴木宗男の生き様をして参ります。


※今年最後の札幌大地塾






※札幌三越前でウォーク&トーク