来年度予算政府原案が閣議決定された。予算は国民生活を守る最大の(すべ)である。

 かつては予算内示から決定までに3週間、2週間かけたこともあった。分捕(ぶんど)り合戦でまさに「政治力」という言葉が予算時期にはよく聞かれた。

 「シーリング」という枠が出来、百年に一度の大行政改革で、省庁再編となり、緊縮財政という言葉が当たり前になり、事務的に事が進み進み、予算時期も静かになって来た。

 昭和44年、中川一郎先生の秘書の時から予算と関わって55年になるが、あまりにも静かな落ち着いた空気の永田町を見る時、政治の活力がないと感じながら、今年は派閥のパーティー券問題も影響しているのではとふと感じたものである。

 役所の方から予算の説明を受けながら、来年の通常国会一日も早く予算成立が出来、国民生活に()するようにしたいものである。

 野党は「派閥パーティー」問題を追及すべく特別チームを作っているとのことだが、国会は裁判所でもなければ検察庁、警察の場でもない。国会での一番の仕事は予算審議であり、この点、しっかり頭に入れてほしいものである。

 

21日のコメント

 さださん、おっしゃる通りです。記者会見で事実を述べ国民に説明責任を果たすべきでした。

 松村訓明さん、正直に届出をしていれば何でもないことでした。国会議員、会計責任者の責任です。

 ひでおさん、私は再審に向け今も闘っております。