昨夕の岸田総理の記者会見を受け、テレビ、新聞はそれぞれさまざまな見方をしている。

 捜査当局の出方を見ながら、政治判断、決定をして行くような流れであるが、なにか違和感を感じる。

 検察は行政の一部である。法務大臣の指揮下にある。法務大臣を抜きにして、法務大臣が蚊帳の外におかれているみたいな報道に、これが法治国家と言えるのかと疑問を覚える。

 議院内閣制は与党が政府を作り、一体である。戦後の保守大同団結以降の政治を見ても法務大臣から日本のリーダーになった例はない。

 このことからして検察官が民意、ポピュリズムで選ばれた国会議員より、司法試験に合格した我々が国家の支配者であるといった間違った勘違いをしている者がいるのではとふと思う。

 民主主義は手続きが一番であり次に中身である。この基本の基をしっかり踏まえなければならない。

 派閥パーティーも政治資金規正法に従い収入、支出を正確に届出していればこんなことにはならなかった。

 これも基本の基を(おこた)ったツケである。法の下での平等に沿って一日も早い解決を願いたい。

 面白、おかしく興味本位にメディアで扱われると政治不信が増すだけである。そのためにも時間をかけずに一日も早い処理を願うものである。

 派閥のパーティー問題で岸田総理がダメージを受けているやの報道があるが、私は逆に今回の件で岸田総理が強く、ブレずにリーダーシップを発揮することにより求心力は増すと見ている。

 腹をくくって国家国民の為に政治改革を断行したならば、国民の見る目は違って来るだろう。

 岸田総理の思い切った采配を期待したい。

 

13日のコメント

 小雪さん、本人の好きな道を歩ませることも勉強です。「好きこそものの上手なれ」という昔の言葉を想い出します。

 松村訓明さん、当たり前のことをしておけば問題なかったことです。それをしていなかった政治家は進んで説明責任と情報開示をすべきです。

 ひでおさん、前を見て頑張って下さい。

 tokoton山の男さん、名前の挙がっている政治家が自ら進んで説明責任を果たすべきです。

 さださん、かつて日韓関係は「一衣帯水」といったものです。隣国との関係は重要です。

 慎一さん、自公政権を作ったのは小渕総理の時で、野中官房長官、私が副長官の時でした。安定政治には公明党の協力が不可欠と思います。

 GOOD LUCKさん、有難うございます。年末から年始に向け、今大事なことは政治の安定だと思います。来年度予算編成し、通常国会で一日も早く成立させ国民生活を守ることが一番です。