今日の衆・参予算委員会集中審議で、岸田総理が政調会長時代、米国下院議長キングリッチ氏と面会した際、メンバーの中に旧統一教会関係者がいたことを問題視した質問があったが、キングリッチ議長との面会がメーンで、誰が来ているか当時の岸田政調会長の頭にはなかったことだろう。
旧統一教会問題は昨年7月8日、安倍元総理が凶弾に倒れてからのことである。
質問した議員は4年前、旧統一教会問題があると思って質しているのだろうか。何とも事実とはかけ離れた話である。
テレビ中継される貴重な機会、しかも「内外の諸課題」についての委員会開会である。
世界情勢、国内問題について取り上げる重要な課題があったと思うのは私だけだろうか。
政治資金パーティーについても同じことが言える。質問するならばピンポイントで質すべきである。
答弁する閣僚も情けない「政府の一員として答弁は差し控えたい」と繰り返すが、この言い振りが政治不信を招くもとになる。
政治資金は税金がかからない。パーティー収入などは一般人、企業なら不労所得、雑所得で課税される。それだけ公のお金と認めてもらっている以上、「入り」と「出」の透明性と情報開示は当然の責務である。
それを「政府の一員であるから答弁を差し控えたい」というのでは、火に油を注ぐようなもので、反発が拡がるだけである。
「ノルマはありました。多く売った分は政治活動費として主催団体(派閥)から戴き、政治資金管理団体の収支報告書に届出しています」と答えれば良いことである。
会計責任者、事務担当が届出していないなら速やかに修正手続きを行えば良いことである。正直に答えれば複雑にする必要のない事案ではないか。
「潔くない」「正直でない」と国民から見放されたら議会政治は成り立たないと危惧した次第だ。
7日のコメント
ひでおさん、テロはあってはなりません。その組織を否定するのはもってのほかです。刑務所の処遇改善、更生環境整備が必要です。
松村訓明さん、信念を持って働いて参ります。
ミワさん、国民目線で活動して参ります。
さださん、民主主義はルールを守ることです。正確を期した届出をするのは当たり前のことです。それをきちんと指導、徹底するのがリーダーの役目です。
BAHOさん、教育の機会均等が必要ですし当然です。昔は夫が働き、妻は専業主婦が一般的でした。それが男女雇用機会均等、待遇の確保、そして女性の社会進出等、社会が変わってきました。将来の日本のあるべき姿をもっと真剣に考えるべきと思います。
イモオさん、総理になると派閥会長を離れるのが通例でした。総理になった時に会長を辞めていれば良かったと思います。
慎一さん、正直に答えれば済むことです。派閥のパーティー問題も早くに対応すれば済んだことです。
谷口ダイゴさん、貴重なご提言、有難うございます。