袴田巖さんの再審第3回公判が昨日行われている。

検察側は「5点の衣類」について袴田さんのものだと改めて立証したと報道されている。

 再審を決めた東京高裁はこの5点の衣類は、捜査機関が後から投入した捏造(ねつぞう)証拠だとして再審開始になっている。

 検察が同じ話を静岡地裁、東京高裁で行い再審に至り、同じことを再審公判でもいうのはどういうことか。

同じことを主張するのに3月特別抗告を断念し、さらに10月の再審開始まで7カ月、時間を引き延ばしたのは一体何だったのか。担当検察の人間性を問いたい。

 「正義」と言う言葉を好んで使う検察官であるが、「正義」を言う前に一人の人間、人としての「矜持(きょうじ)」「心」を持っているのかと言いたい。

袴田巖さん89歳である。ただ時間稼ぎをするのは「法と正義に反する」、一日も早い無罪判決を待ちたい。

 創価学会池田大作名誉会長のご逝去を受け、岸田総理がX(旧Twitter)に追悼メッセージを出したことで政教分離に反するとの批判が出たことに対し松野官房長官は「個人としての哀悼の意を表した」と述べている。

 なぜ、堂々と「世界の平和、文化、教育に大きなご貢献をなされた方ですので、心からの哀悼の意を表した」と言わないのか。

 岸田総理は神道、仏教それぞれ信仰されており、関係者が亡くなった時は当然哀悼の意を表しているであろう。

 人の道として当然の行為を批判することに対し、官房長官は毅然と対応すべきである。

 こうした後ろ向きの発信が岸田総理の支持率にも影響しているのではないか。

 昨日も触れたが、総理を支える司々(つかさつかさ)の人の発言を期待したい。

 7時55分の羽田発で釧路に向かい、釧路市内挨拶廻りをし、13時半から根室管内別海町で別海名誉町民元別海町長佐野力三氏のお別れ会に出席し、お別れの言葉を述べる。

 平成8年12月20日、沖縄県道104号線越え米海兵隊155mm榴弾砲の実射訓練の本土移設に伴い、私とタッグを組んで最初に受け入れ表明してくれた町長である。

 地元では強い反対の声もあったが、私は沖縄にだけ駐留米軍の過重な負担をかけてはいけない、平和の配当は等しく責任を持つべきと考えての決断だった。

 この受け入れが翌年の普天間飛行場の名護移設にも繋がる流れとなった。

28年前のことになるが、しみじみ歴史を振り返りながらのお別れの言葉を申し上げた。

 

20日のコメント

 ひらけ日本さん、まさに政治の価値、重みを発揮する時です。トップリーダーの出番です。

 ひでおさん、油、ガス等、エネルギー価格が上がるとすべての物価が上がり負の連鎖です。ウクライナの停戦が一番の特効薬です。

 松村訓明さん、いつも有難うございます。

 さださんのおっしゃる通りで党内の生の声を伝えることが必要です。プレイヤー不足の感がします。

 小雪さん、安倍総理が亡くなられた時、一番早く哀悼の意を表されたプーチン大統領です。人の心が伝わってきます。今こそ岸田総理の出番と考えます。