岸田総理の昨日の日程を見ると(21日 産経新聞5面)、0時13分APECが行われたサンフランシスコから羽田に到着し、公邸に入り、8時20分発の便で広島に行き、奥さんのお父様の葬儀に参列し、夕方帰京し、創価学会池田大作名誉会長の弔問をされている。

 長旅で、しかもハードスケジュール、疲れもある中で最愛の奥様のお父様の最後のお見送りをしている。身内のことなので後でも埋め合わせも出来ると思うが、足を運ばれた姿は尊いものである。

 さらに東京に戻り池田大作名誉会長のお参りもされている。この日程を見ながら岸田総理の「人間味、人の心」を感じた。

 時事通信が10日~13日の世論調査で、内閣支持率21.3%の最低と打ち、今朝の読売新聞も17日~19日の世論調査で、内閣支持急落24%と1面トップで扱い、毎日新聞も21%と紙面をにぎわしている。

 政治の世界、トップリーダーになるには経験、見識は勿論だが、最後は「人間力」があるかないかであると私は思う。

政治の世界、見ていると「俺が俺がの()の世界」の集まりだが、そこで必要なのは人の心、人間力があるかないかである。

ここ一番の「広い心、優しさ、愛情、(いつく)しみ」である。

 昨日の岸田総理の日程を見ながら、人の心、人間力はまだ残っている。ならば本人が(まなじり)(けっ)し「俺はこれをやる」という強い決意、意志を持って事にあたれば難局を乗り越えられる。

 外から見ていると岸田総理を支えるべき、官房長官の定例の記者会見は、紙を棒読みしているだけで、これでは岸田総理の思いが国民に伝わらない。

 厳しい世論がある時こそ、官房長官は明るく前向きに岸田総理に変わり発信すべきである。

 今は政治の安定が一番大切であるのだから、その点、自信を持って国民に岸田総理の考えを示すべきである。総理ブレーンの果たす役割は重要であるとつくづく思う次第だ。

 朝一便で釧路に飛び、根室管内中標津町で大変お世話になった中標津農協組合長高橋勝義さんの農業大賞表彰式に出席し、お祝いを述べてトンボ返りし、夕方の本会議に出席。

 18時過ぎから講演と、今日もアッという間の1日だった。

 

19日のコメント

 小雪さん、総理と聞いたお母さんはとっても驚いたそうです。プーチン大統領は繊細ですが、私が4回会った感じでは人情家だと思います。

 さださんの受け止め賢明です。世界の平和、文化、教育に大きな貢献をし、日本政治にも影響力があったわけですから、コメント出すのは当然です。「一国家・一国民・一言語」の日本人は、その時のムードに流されやすいですね。

 慎一さん、「遠くの親戚より近くの他人」という日本のことわざを今こそ考えるべきです。ロシアは広大な面積を持っておりますが、人口は日本とほぼ同じです。稚内―サハリンに航路ありましたが、採算が取れずなくなってしまいました。

 えせすすきさん、池田大作名誉会長に心からの哀悼、同じ気持ち、思いです。


※中標津農協組合長高橋勝義さんの農業大賞表彰式