アメリカのバイデン大統領が19日夜(日本時間20日朝)、ホワイトハウスの執務室から米国民にテレビ演説を行っている。

 アメリカでは、重要局面において、歴代大統領が大統領執務室から演説する事が、しばしばある。演説の中で、ロシアとハマスを同列に扱っている。

 ハマスはテロ組織として、日本の公安調査庁も指定している。国際的にも同じ扱いである。

 ハマスとロシアを同列扱いするバイデン大統領の頭は、どうなっているのだろうか。相当、お歳を()していることは間違いない。

 ウクライナ問題でもガザ問題でも話し合いをすることが大事であり、アメリカの言うことは、事を荒げ紛争を長引かせるだけではないか。

 ウクライナ問題で、よく「国際法違反」という表現がされるが、かつてユーゴスラビア空爆でも、イラク、リビア攻撃も、アフガニスタン戦争もアメリカが先に手を出した。

 これらは(まぎ)れもなくアメリカの国際法違反である。自分たちは何をやっても正しいという頭づくり、発想で、上から目線の判断は民主的でない。

 国際社会が連携してウクライナ、ガザ問題に取り組まなければならない時に、 余計な溝をつくる、対立を煽る発言はいかがなものかと懸念する次第だ。

 朝一便で帯広に向かい、「十勝川治水100年記念事業」に出席。「川を制するものは天下を制する」とよく聞かされてきた。十勝川も氾濫を繰り返し、大きな被害、爪痕を残してきたが、治水事業を進め、今日(こんにち)、日本の食糧基地・十勝となった。先人の尊い努力の賜物に敬意と感謝を捧げ、歴史を振り返ったものである。

 式典で、私は挨拶の中で中川一郎先生の秘書になった54年前からの十勝川との関わりについて話し、仕事をする上で必要なことは人であり、人間関係だと指摘し、元北海道開発局長(たて)()(きよし)さんのご尽力を称え、出席者から舘谷さんに感謝の拍手をしてもらった。合わせて歴代局長の名前も挙げてお礼を申し上げた。

 祝賀会でその舘谷さんが挨拶に立ち、94歳で矍鑠(かくしゃく)たるお姿だった。

 もう一人、十勝農協組合長会の会長、有塚利宣川西農協組合長が挨拶に立ったが、有塚さん91歳である。お二人の元気な言葉に、出席者も大きな励みを戴いたことだろう。

 私の足寄町の実家は、十勝川支流の(とし)(べつ)(がわ)のそばにあり、子供の頃を、故郷を想い出しながらの式典参加であった。

 

20日のコメント

 さださん、権力の世界、巡り合わせが大きいです。

 あきとしさん、議場から見ていて天皇陛下のお優しさをしみじみ感じました。

 ひでおさん、歴史に残るリーダーはそうそういるものではありません。ポストより「一つのことに全力を尽くした」と言われるような政治家で在りたいと思います。

 古狸さん、日本保守党がどんな動きをしていくのか注目したいです。

 μίαさん、人には会って見ろ、添うて見ろと昔よく言われました。遠くの親戚より近くの他人を大事にしたいと思います。

 yurikoさん、天皇陛下のお心の広さを全国民が受け止めたと思います。一にも二にも停戦です。


※十勝川治水100年記念事業