処分騒ぎから2日も経つと世の中静かなものである。東京、北海道内各事務所に一連の騒動期間中、私に対し批判する電話がトータル5件ほどで、何百件もの電話は「信念を持って行動している」「日本維新の会に負けるな」「処分すること自体、問題だ」「何があっても鈴木だ」「応援するから心配しないで」「選挙で結果出してやろう」「日本維新の会の限界だ」等々の励ましがあったと聞いてホッとする。 

 判る人が判ってくれていれば問題ない。意を強くして前を見て行きたい。

 読者の皆さんからも沢山のコメントを戴き、有難い限りで、大変勇気づけられた次第だ。心ある人が全国にいることに勇気百倍である。

 しっかり鈴木宗男の生き様を示して参りたい。

 

 今朝の東洋経済オンラインに興味深い記事が載っているので読者の皆さんにご紹介したい。

 

 鈴木宗男氏「除名」で腰砕けになった維新の迷走 「離党」で処分を見送った馬場執行部の軽量ぶり

 

ロシアのウクライナ侵攻後、初めて国会議員として訪ロし、現地でのロシア寄りの言動で批判された日本維新の会の鈴木宗男参院議員(国会議員団副代表)が10月10日、同党が決めた「除名処分」を、機先を制して自ら離党して発動させなかったことが、永田町で波紋を広げている。

わざわざ党役員会で確認した鈴木氏への厳しい処分を、同氏への伝達の際の「離党」届を受理することで、あっさり見送らざるをえなかったのが馬場伸幸代表。「海千山千の鈴木氏の“肩透かし戦術”に腰砕けになった」(維新若手)とされる迷走ぶりに、党内から「馬場執行部の統治能力が問われる」(同)との批判も相次ぎ、政治的ダメージは避けられそうもない。

「ロシアの勝利を確信」発言に吉村氏が怒り

今回の騒動は、鈴木氏が10月1日から5日までの日程でロシアに渡航し、その際、ロシアメディアへ寄せたビデオメッセージで「ロシアの勝利を確信している」などと発言したうえ、訪ロについての党内の事前届け出を怠ったことから、維新の国会議員団が「重大な規律違反」などと問題視したことが発端。

鈴木氏の帰国を受けた6日、維新の実力者で共同代表の吉村洋文大阪府知事が「党の考え方とは明らかに違う。厳しい処分をすべきだ」と怒りを隠さず、藤田文武幹事長も会見で「ロシア政府に利用される発言や行動は非難の対象になる。結果の重大性は免れない」と指弾した。

これを受け、維新は10日昼の持ち回り常任役員会で鈴木氏の除名処分を決定。最終的対応を一任された馬場、藤田両氏が午後に国会内で鈴木氏と協議した。ただ、鈴木氏が「透明性確保」を理由に記者団を引き連れ、弁護士の同席も求めたため、協議は冒頭から紛糾。

結局、馬場氏が「党内の話し合い」を理由に記者団を締め出して協議を始めたが、鈴木氏が「離党届」を提出し、馬場氏もその場で受理を決めた。その結果「党として離党した議員への処分はできない」との理由で除名処分発動は見送られた。

鈴木氏は今後、無所属で議員活動を続ける考えで、協議終了後記者団に「これからもロシアの友人として活動を続ける」と語った。その一方で、藤田幹事長は、「馬場代表や私も鈴木議員には経歴や功績で一定敬意を払って対峙してきた。『自分から退きたい』という申し出があったので受理し党を離れていただくということで結論とした」と説明した。

協議後の会見で、鈴木氏は長期化するロシアのウクライナ侵攻について「一にも二にも『停戦』が重要だ。長引けば、犠牲になるのは子ども、女性、お年寄り。国力の差からロシアが負けるはずがない」などと持論を繰り返した。

一方藤田氏は、「馬場代表に相談なく(ロシアに)行ったことや、(事前の党への届の)未提出はただのミスでなく党のガバナンスを逸脱した」と指摘したが、ロシアに関する鈴木議員の発言内容そのものについては、「処分理由にすることは難しい」と語った。

「事態打開には早期停戦」は橋下氏の主張と同じ

会見後に地元北海道への政治的影響を問われた鈴木氏は「(除名処分になれば)私は自由人になる。誰を応援しても自由だ」などと述べながら、衆院選があった場合には、維新からの立候補予定者を個人で応援することに含みを持たせた。ただ、鈴木氏には「道内に30万票近い支持票」(自民選対)があるとされ、今回の騒動で反維新色を強めれば影響が大きいだけに、「今後の政治活動を考慮してあえて維新寄りの発言をした」(同)とのうがった見方もある。

鈴木氏は「訪ロでの発言はこれまで国内で繰り返し主張してきた内容」としており、しかも、「事態打開には早期停戦しかない」というのは、維新創業者で今も同党に影響力を持つとされる橋下徹元大阪市長の主張と軌を一にしている。このためか、民放テレビで見解を求められた橋下氏も吉村氏とは対照的に、踏み込んだ言及を避けた。

そもそも鈴木氏の国会議員歴は約30年に及び、自民党衆院議員の時代から日ロ交渉に深く関わり続けた。維新とも親密だった安倍晋三元首相(故人)がプーチン大統領と北方領土返還をめぐって首脳会談を繰り返した際も、裏舞台の根回し役を務め、過去の対ロ交渉の立役者でもあった森喜朗元首相も、鈴木氏の行動を高く評価してきた。

今回の鈴木氏訪ロも、長年築いたロシア側との多様なパイプを通じて実現したとされ、鈴木氏も「誰よりもロシアと向き合ってきた」と力説。しかも、鈴木氏の訪ロ直前の9月末には馬場代表も「大先輩の見識と行動を高く評価している」と称賛していた経緯がある。

だからこそ、今回の騒動でも「馬場氏は本音では及び腰」だったとされ、鈴木氏の「離党」であっさり矛を収めたのが実態とみられる。

ただ、党内外では「もともと鈴木氏と馬場氏では政治家としての格が違う」との声も多く、馬場執行部の軽量ぶりを露呈した格好でもある。

今回の騒動については、当初、中央紙やテレビ局は政治面や定時ニュースで大きく報じていた。しかし、最終的に鈴木氏の離党で決着すると、報道量は一気に尻すぼみとなった。これについて政界関係者は「維新の内部混乱が露呈しただけで、解散含みの混迷政局への影響は少ないのが理由では」と指摘する。

「進撃もそろそろ足踏み」に

そもそも、今春の統一地方選での大躍進以来、「進撃の維新」とはやし立てられてきた同党だが、ここにきて党内のさまざまなスキャンダルなどで政党支持率の低下が目立つ。最新のNHK世論調査でも、野党第1党を争う立憲民主より支持率が下回る結果となり、「大阪万博」や「IR誘致」への国民レベルでの不満や批判の拡大も加わって、「次期衆院選での野党第1党は困難」(選挙アナリスト)との見方も広がる。

もちろん、次期衆院選の比例代表での投票先では、立憲民主を上回っており、保守層からの期待はなお根強い。ただ、先の馬場代表の「第2自民党でいい」との発言や、大阪万博の経費増などで、「身を切る改革」の看板も揺らいでおり、「進撃もそろそろ足踏み」との厳しい見方も出始めている。

 

※10月15日(日)7:30~8:25頃までフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(全国放送)に生出演します。テーマは「今後の外交安全保障」です。是非、ご覧になって下さい。

 

11日のコメント

 呑んびり弥太郎さん、政治家が信念をなくしたら退場すべきと思います。私は私の道を歩みます。

 fairycocoonさん、原点回帰で頑張ります。

 yukihiro hasegawaさん、有難うございます。感謝します。

 おびはくさん、旧5区時代のこと感謝します。西側の言いなりで動いているように見えます。

 takashi-k51さん、歴史の積み重ねを踏まえて外交はあります。残念ながら基礎体力がなく、基本が頭に入っていないように見えます。

 家康さん、冷静に戦略を練っていかないと外交力は発揮できません。

 青い地球さん、一にも二にも停戦です。

 elcondorpasa-1995さん、有難うございます。頑張ります。

 慎一さん、秘湯いいですね。北海道にもたくさん秘湯があります。

 yuriさん、人間関係は国、肌の色、言葉を越え大切なものです。

 ささりさん、頑張って参ります。

 wra6さん、必ず歴史が証明されると思います。

 wasshoiitoさん、判りました。

 裕子さん、感謝します。

 小雪さん、誰よりも北海道にこだわり信念を持って頑張ります。

 イモオさん、政治家が信念をなくしたら退場すべきと考えます。

 9doyaroさん、有難うございます。

 tomo@相葉架寿美さん、隣国とは折り合いを付け仲良くするしかありません。

 三橋龍誠さん、今日、西田先生のYouTubeの収録をしてきました。

 さださん、その通りです。

 タコ八郎さん、鈴木宗男の生き様を示して参ります。

 まさなおさん、有難うございます。頑張ります。

 tokoton山の男さんのおっしゃる通りです。新党大地で頑張ります。

 やすこさん、そうですね。考えれば全く政治の世界では評価されていない人です。

 sugibenさん、有難うございます。政治の果たす一番は国益、平和です。