岸田総理が国連で一般討論演説を行っている。

最初の総論の後に「人間の尊厳を守る国際協力とは」のところで「我々は、人間の命、尊厳が最も重要であるとの原点に立ち返るべきです。我々が目指すべきは、脆弱な人々も安全・安心に住める世界、すなわち、『人間の尊厳』が守られる世界、なのです」と訴え、次の「進めるべき協力」の項では「未曾有の危機と課題に立ち向かい、『人間の尊厳』を守り、強化するため、各国と共に、一歩一歩、実現できるところから実現して行こうではありませんか。第一に、『人間の尊厳』が尊重される、平和で安定した国際社会の実現に向けた協力、です」と言っている。

 4番目の項目「法の支配」では「世界が歴史の転換点にある今こそ、我々は初心に戻るべきです。国連憲章には、二度の大戦の経験を経た、戦争の惨害から将来の世代を救い、『人間の尊厳』を守るという、先人達の固い決意が刻まれています」

 「結語」の項では「『人間の尊厳』を守り強化する国際協力は、世界が再び同じ目標に向けて動き出す原動力となります」中略「『人間の尊厳』を強化するため、力を結集し、『協調のための国連』を実現しようではありませんか」と締め括っている。

 「人間の尊厳」という言葉が随所に入っており、この表現に私は注目した。

 「人間の尊厳」という表現は、創価学会池田名誉会長がかつてよく使われている。平和とか、人権、権利等々、「人間の尊厳」が良く語られていたことを想い出す。連立政権の姿勢を示した表現と私は受け止めたい。

 岸田総理が本当に「人間の尊厳」を考えるなら、国連で話したことを行動に移すべきである。そのことにより、ウクライナ問題も停戦、休戦に向けて動き出すものと思う。

 裂帛(れっぱく)の気合いで取り組んで戴きたいと期待してやまない。

 

19日のコメント

 トシさん、今後とも宜しくお願い致します。

 ひでおさん、日本国総理大臣としての立ち位置を示してくれることを願っています。

 松村訓明さん、いつも有難うございます。私の与えられた立場で頑張ります。

 小雪さん、教育の機会均等、チャンスを与えるべきと思います。