3月21日、再審が決定したいわゆる袴田事件について静岡地方裁判所は来月27日初公判を提示し、年度内に結審させる考えを示したと12日第5回3者協議(裁判官、検察官、弁護士)後、弁護団が記者会見で明らかにしている。

 再審決定から7カ月もかけての成り行きに、検察官の時間稼ぎ、また、検察側の有罪立証を認めるという前提で協議が行われることに、本当に日本は法治国家といえるのかと言いたい。

 検察として人間である。検察の判断がすべて正しいと言うことはない。検察は今、問題になっている河井克行元法相の事件でも、私の場合でも、村木事件でも、シナリオ、ストーリーを作り、それに沿って参考人、証人から検察側の都合の良い供述調書を取り、これが裁判官の判決の決め手になる。

 真実でない、事実でない調書によって判決が下されることはあってはならない。

 袴田巖さんの無罪を勝ち取るためにも、1日も早い公判が行われることを願ってやまない。

 袴田巖さん87歳である。弟さんを支えてきたお姉さんひで子さんは90歳だ。

 「会見に同席した袴田さんの姉・ひで子さん(90)は『57年間戦ってきて、やっと終わると思うと今からうれしくて仕方ない。良い結果となることを期待している』と涙ぐみながら話した」(読売新聞31面)

 このお姉さんの涙を、嬉し涙に1日も早くしたいと私なりに決意し今まで以上に応援して参りたい。

 11時から日本韓国議員連盟の総会が行われ、午後5時まで出席し意見交換した。

 小渕―金大中「日韓パートナーシップ宣言」のその時代に、日韓の信頼関係を作ると尹大統領が再三述べているが、尹大統領の決意の発言に対し、日本側の誠意が足りないのではないかと私は発言した。

この日韓パートナーシップ宣言が出された時、私は小渕内閣の官房副長官であり、あの当時のことが想い出される。

尹大統領になり、日韓新時代が創られるものと確信しながら、私は私の立場で汗をかいて参りたい。

 

14日のコメント

 谷口ダイゴさん、いつも有難うございます。

 さださん、歴史的にもロシアと北朝鮮は緊密な関係です。日朝関係を考える時、ロシアの重要性を感じます。

 ひでおさん、ロシア、中国、韓国、北朝鮮は隣国です。遠くの親戚より近くの他人が大事です。

 慎一さん、未来志向の外交が今求めれています。

 小野さん、隣国とは折り合いを付け仲良くやっていくことです。

 

※日本韓国議員連盟の総会