読売新聞は今日も1面で「供述誘導」「検察と河井 どっちに付くか」という見出し記事で検察官の密室での強圧的な取り調べが書かれている。記事の一部をご紹介したい。

 

 「東京地検特捜部検事だという男性はおもむろに立ち上がった。『検察と河井のどちらに付くのか』。木戸の記憶には、語気鋭く迫る検事の姿が強く残っている。

 中略

 「数十分前に電話で呼び出されたばかりの木戸は検事の言葉に戸惑い、『検察に付かないと、どうなるかわからない』と恐怖を感じた。『河井からカネを受け取ったはずだ』。検事はそう決めつけていたようだった。木戸が『6月に河井と会った』と明かすと、検事は『その時に30万円もらっただろう』と追及してくる。『金を渡されそうになったことはある』と説明しても、『使ってしまったんだ』と聞き入れない。任意の取り調べは夕方まで続いた。2日後も聴取を受けた木戸は、『この苦しみから逃れたい』との一心で、買収資金の受領を認める調書への署名に応じてしまったという。約10日後、3度目の取り調べが行われた。木戸は『6月にはやはり金を受け取っていない』と調書の訂正を求めたが、検事は応じない。木戸は自身の4月の市議選期間中、河井から『陣中見舞い』をもらったことはあった。このことを隠さず説明すると、次に検事は『それは買収資金と認識していたはずだ』と追及してきた。これ以降、検事と木戸の主張は平行線をたどる。検事が木戸の供述を自らへたぐり寄せたのは、不起訴を示唆する『甘言』だった」。

 

 検察の誘導が良く分かる。

 私の「やまりん事件」でも「島田事件」でも検察官は「鈴木に付くかこっちに協力するかどっちだ。鈴木に付くならもう一度調べるぞ、事件にするぞ」と脅かされたと関係者は言っている。

 やまりんは盗伐、島田建設は官製談合だった。それぞれ林野庁、北海道開発庁に迷惑がかかるのを恐れて私に(かぶ)せてしまったと後に関係者は私にあやまってきた。

しかし調書主義の日本の司法は事実でない作られた調書をもとに判決を下すのである。なんとも理不尽なやり方なのである。

 悪しき権力の行使はあってはならない。読者の皆さん「明日は我が身」という思いで、検察の在り方について一緒に考えて戴きたいと心からお願いしたい。

 17時羽田発で帯広に向かい、米沢のりひさ帯広市長の後援会会合に出席し、挨拶をする。沢山の方々が集まっており、米沢市長も勇気をもらったことだろう。

 小・中・高校生の同級生のご主人が亡くなり、お通夜に参列。ご家族ご一統のお心を察した次第である。

 

 

23日のコメント

 慎一さん、一緒に頑張りましょう。

 さださん、読売新聞のスクープですが、他のメディアも「明日は我が身」の思いで取り組んでほしいものです。

 ひでおさん、流れの見立て参考になります。検察の「正義」はどこにあるかと問うて行きます。

 tokoton山の男さん、特捜検察の思い上がり、自分たちが国家の支配者だという勘違い、本来法務大臣がしっかり対応すべきです。歴代法務大臣の資質が問われる出来事です。

 チョモ・ラン・マーさん、検察が密室で自分たちに都合の良い取り調べをしているのが実態です。ガソリンの補助金は9月で終わりです。