通常国会を振り返ると、私にとっても印象に残るさまざまな出来事があった。

 その第一は、ガーシー参議院議員の72年振りの除名である。国民から民主的手続きの選挙で選ばれた重み、選んだ人の思いを十分考慮して、最初は「陳謝」処分とし、国会で反省文を読ませることにし、本人も国会に出るとのことで一件落着かと思いきや、ガーシー議員は出てこなかった。

次は除名処分しかないので粛々と進めさせて戴き、懲罰委員会では全会一致でありこの事実は極めて重い。

 今、容疑者として取り調べられ裁判となるわけだが、国民にはしっかり説明責任を果たすべきである。

 法務委員会理事として、いわゆる入管法(出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する法律案)質疑にも参画したが、採決の際、立憲、共産の一部議員が、しかも衆院からも議員が委員会室に入り混乱したが、無事採決され成立したことは何よりだった。

 この時、れいわの山本太郎参議院議員が実力行使をし、自民党議員2人がケガをした。

 2人は診断書を取り、懲罰委員会に付与する流れとなったが、土壇場で自民党が大人の対応をし、処分はなくなった。悪しき慣例、前例を作ってはならないとつくづく思った。

 また、東京新聞の望月なる記者が、委員会室で立憲民主党の発言の時「そうだ、そうだ」と大きな声で相槌(あいづち)を何回も打っていたが、これもあってはならない参議院規則違反であった。

 望月記者は当日だけではなく、その前の委員会でも声を出しており、何をか言わんやである。

 議院運営委員長が記者会に厳重注意を申し出たが、この望月記者の行動は論外の行為である。

 こうしたさまざまな場面に立ち会えたことは良い勉強になった。これからも「良いものは良い」「悪いものは悪い」としっかり指摘をし、議会の使命を果たして参りたい。

 

21日のコメント

 GOOD LUCKさん、いつも有難うございます。政治家自ら無駄をなくし、身を削る姿勢を国民に示すことが必要です。維新が先頭に立ちます。

 さださん、マイナンバー問題、尾を引くと思います。

 tokoton山の男さん、検察官に人としての心構え、当たり前、当然のことをしてほしいと願っています。私は闘って参ります。

 ひでおさん、株価が良くても一般の人は何の恩恵にもあずかっていないのではないでしょうか。実質所得は下がっているとの見方は正しいです。

 kijitorakijishiroさん、タス通信、読んで戴き感謝します。入口の議論ではなく、出口の議論、頭づくりが今、必要と思います。