G7広島サミットが終わりメディアは何かしら気の抜けたビールのような雰囲気ではないか。

 各国首脳が降り立つたびに「今どこどこの大統領が到着しました」と甲高(かんだか)く伝える記者の声が懐かしい。

 今回のサミットの「核兵器のない世界」ということについて「すべての者にとっての安全が損なわれない形で、核軍縮・不拡散の努力を強化する」としたと発表された。

また、19日の核軍縮に関する「G7広島首脳コミュニケ(声明)ビジョン」では「我々は全ての者にとっての安全が損なわれない形で現実的で実践的な責任あるアプローチで達成される。核兵器のない世界という究極の目標に向かった我々のコミットメントを再確認する」となっていた。

 「全ての者」という中には、ロシアも中国も入っていると受け止める。その意味から考えるとロシアに考慮したものと受け止めたい。核軍縮を抑える方向の宣言になっていると考える次第だ。

 これから声明、宣言をどう具現化するかである。世界の主要国は一層の核なき世界に向けて責任を持って行動してほしいと願ってやまない。

 読者の皆さんはいかがお考えだろうか。

 

22日のコメント

 さださん、日韓関係が改善されることは何よりです。この流れを加速することです。

 タコ八郎さん、ルラ大統領の立ち位置は、国益を考えてのことだと理解します。ウクライナが時間通りにいったのかどうか何か行き違いがあったのではないでしょうか。

 慎一さん、1993年、一つのチャンスはありました。日本が停戦に向けてのリーダーシップを取ってほしいものです。

 松村訓明さん、武器供与したら戦争が長引き犠牲者が増えるだけです。G7が何故ウクライナに話し合いだ。我々が仲介の労を取ると言い、ロシアにも話すのが公平、公正なやり方だと思います。ブラジルのルラ大統領の頭づくり、指摘は当然と思います。

 ひでおさん、インドはG20の議長国、合わせてグローバルサウスのリーダー国です。招待されて当然です。ウクライナが武器をくれではなく、話し合いの場を作ってくれというのが筋ではないでしょうか。

 tkiさん、ロシアは勿論、世界を俯瞰しているリーダーです。

 リパンチルさん、一昨日10月23日ウクライナゼレンスキー大統領はロシア住民地区に自爆ドローンを飛ばし、危険な状況を作り、昨年2月19日ミュンヘンにおける欧州安全保障会議でのブタペスト覚書の再協議で核を戻せと受け止められる発言。更には9年前からのミンスク合意の不履行を常々発言してきたことです。