4月25日、5月9日の法務委員会で、袴田巖事件の三者協議(弁護士、裁判所、検察)で、検察側が記録を見るのに3カ月かかると言ったことについて「何ゆえに3カ月かかるのか検察に聞いて答弁してほしい」と齋藤法相に質問したが、今日の委員会で、齋藤法相は最初の内は「検察が言ったかどうかも明らかに出来ない。裁判所が非公開としている。司法の独立もあります」と9日の答弁と同じような話だったので、私は三者協議というのは、法的根拠はなく、単なる打合せ、日程協議だと逆に説明し、「刑事訴訟規則第178条の15『裁判所は、適当と認めるときは、第一回の公判期日前に、検察官及び弁護人を出頭させた上、公判期日の指定その他訴訟の進行に関し必要な事項について打ち合わせを行うことができる』」と質問し、そこで速記を止めて戴き、質問に正直にこたえるよう理事各位にお願いし、休憩となった。

 26分後再開され、私は再度質問し、齋藤法相から「三者協議の中身に係ることに大臣として言及をいたしますのは適切ではないと考えてはおりますけれども、この各種報道等や当委員会での質疑を通じまして、4月10日の三者打合せにおいて、検察が対応方針の決定に3か月を要するとの話をしたことがあったのではないかというふうには思います」という答弁をされた。

 当たり前の事実をなぜ最初から言えないのか、おかしな話である。十分ではないが時間の関係もあるのでとりあえず矛を収めた。これからもしっかり言うべきは事は言って参りたい。

 14時20分から5年振りの園遊会。あいにく雨が降ってきたが、天皇皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻はじめ各皇族方が親しく出席者にご挨拶なされており、開かれた皇室のお姿を目の当たりにした。

 私も皇后陛下、秋篠宮殿下、三笠宮寛仁親王妃殿下にお声をかけて戴き、恐縮至極であり、かつ感激した次第である。皇室の末永い弥栄(いやさか)を願ってやまない。

 鈴木貴子代議士も一緒に出席でき、有難い限りだった。

 

10日のコメント

 有紀さん、紛争、戦争には双方の言い分があります。先の大戦でも日本には日本の言い分があったと思います。

 さださん、国力の差は明らかです。ゼレンスキー大統領の発言は78年前の大本営発表を想起します。

 谷口ダイゴさん、双方、銃をおかせるのがスタートで話し合いの中で線引きするしかありません。有難うございます。

 GOOD LUCKさん、いつも有難うございます。

 ひでおさん、バランス外交が必要です。

 慎一さんのおっしゃる通りです。


※法務委員会質問







※春の園遊会、赤坂御苑で