昨日行われた4年振りのメーデーに岸田総理が出席している。総理が出席するのは安倍総理以来9年振りという。

 メーデーは労働者の祭典、大会で、昔は社会党の委員長が出るものと決まっていたように考え、受け止めていた。

 イデオロギー論争があった頃、労働組合イコール、反体制、左という短絡的な受け止めが多かった。

 時代が変わり、社会構造も変化し、労働組合の考え価値観も幅広くなり、多様化が進んでいる。

 そうした流れの中で岸田総理がメーデーに出席したことは大きな意味があると受け止めるものである。

 昨日からゴールデンウィークがスタートしたが、29日から7日まで9日間休みを取る人もいれば、5月1日、2日働いて3日から7日まで休みを取る人もいるのではないか。

 休日の話題になるといつも考えることがある。政治家はお正月、お盆もなく、一般の人が休みの時、各種行事が入り忙しい。

 また、お世話になった人が亡くなられると万難を排してお参りする(私の場合)。政治家にとって休みはないという認識で仕事をして来た。

 特に衆議院議員の場合、当選3回になれば地盤も固まって来るので、そこまでは選挙区優先で、まさに金帰(きんき)火来(からい)(金曜日の夜地元に戻り、火曜の朝東京に戻る)だった。

 平成8年小選挙区制度になってから政治家の選挙区に対する向き合い方、対応も変わってきたように思える。これも時代の流れと受け止めながら、国会議員としてある程度の存在感を示すには20年以上の議員経験が必要である。

 一般の人が休んでいる時、国会議員が何をするか、どんな発信をするか、人の見ていないところでいかに陰徳(いんとく)を積むかによって政治家としての継続がなされると私は考えるものである。

 他人(ひと)様に自分の名前を書いてもらうということは、それなりに努力しなければならないと私は自分にいつも言い聞かせている。

 この思いをいかに時代が変わろうとも私は貫いて参りたい。そして結果が付いてくると考えている。

 

29日のコメント

 大阪大地の会さん、植田総裁は慎重に言葉を選んで会見していました。検証すると言っていましたので、どんな検証がなされるのか注目したいと思います。

 一番星さん、貴重なコメント有難うございました。色んな動きがあることを頭に入れておかなければなりませんね。

 さださんのおっしゃる通りです。

 森田憲治さん、ロシアもゴールデンウィークで日程調整中です。

 ひでおさん、アイヌ古式舞踊はユネスコ無形文化遺産になっていますが、アイヌ衣装は国の無形文化財にはなっていません。アイヌ文様について関係者と相談していきます。コロナで諸手続きに行政書士の皆さんが大きく役割を果たしました。各分野に広げた方がいいですね。

 tokoton山の男さん、森山先生のお礼の挨拶は心に沁みる、また、語り継がれると思います。