10時から参議院本会議が開かれ、「議員ガーシー君懲罰事犯の件」について、委員長報告する。

 冒頭、「このような報告をすることを残念に思っております。」と述べ、「本件は、ガーシー君が、去る2月22日の院議に基づき、懲罰委員会起草の陳謝文を朗読し、公開議場における陳謝の意を表することを議長によって命ぜられていたにもかかわらず、去る8日の本会議に同君が出席しなかったため、議長において、同君が院議に従わず、院内の秩序を乱すものと認め、懲罰委員会に付託されたものであります。」と話す。

 次いで、尋問について触れ、委員長である私から、「憲法第58条では院内の秩序を乱した者は懲罰になることが規定されており、さらに国会法及び参議院規則には応召義務があり、それに違反する場合の処分規定もある。本委員会は、国民から選ばれた議員の立場の重さと選んだ有権者の思いも考慮し慎重に審議してきたところ、ガーシー君は著しく参議院の権威をおとしめたと考えるが、浜田君及び党としてどう認識しているのか。また、民主主義はルール、規則にのっとって成り立つものであり、選挙の公約は国会に出てきて主張すべきであるが、ガーシー君は、一旦は出席するとしながら、それを反故にして国会に登院しなかった。」等、述べた。

 討論では、「委員外議員として日本維新の会清水君から意見表明が行われた後、自由民主党を代表して牧野理事、立憲民主・社民を代表して田名部委員、公明党を代表して横山委員、国民民主党・新緑風会を代表して舟山委員、日本共産党を代表して井上理事より、ガーシー君を国会法第122条第4号により除名すべきであるとの意見がそれぞれ述べられ、採決の結果、全会一致をもって、ガーシー君を国会法第122条第4号により除名すべきものと決定いたしました。」と報告し、採決に入った。

 記名採決で3分の2以上の賛成多数により「除名」されることになるが、本日の本会議には236人出席され、賛成235人、反対1人で、ガーシー君の除名が決まり、議長は「国会法の規定により、除名する」と宣告され、ガーシー君は失職した。

 72年ぶりの除名であり、戦後、衆・参で3例目となった。極めて重い判断の場に立ち会ったことを政治家として肝に銘じて参りたい。

 18時から埼玉県川越市で、埼玉県議会議員候補予定者「あけど亮太」後援会で、講演し、激励する。

 4月9日の投票日まで25日間しかなく、時間との闘いなので、しっかり頑張るよう発破をかけた。あけど亮太候補予定者の必勝を祈念した。

 

14日のコメント

 天川亘さん、国民目線で審議を進めました。

 ひでおさん、東谷義和(ガーシー)議員の行為は国会議員としてあるまじきものです。当然の結論と自信を持っています。袴田さんの件、最後まで支援して参ります。日本らしさ、日本の立ち位置を示してほしいです。

 tokoton山の男さん、民主主義は手続きが一番で次に中身です。選ばれた側、選んだ有権者の思いも考え時間をかけて結論を出しました。

 さださん、有難うございます。

 ひらけ日本さん、貴重なQ&A、有難うございます。袴田巖さんへのご支援お願い致します。

 

※「議員ガーシー君懲罰事犯の件」について、本会議場で委員長報告