インドで行われたクワッド(日本・米国・インド・オーストラリアによる協力枠組)外相会談で、共同声明が発表されたが、ロシアを名指しで批判、批難する文言がない。

 国際法の順守と重要性をうたい、インド太平洋地域の平和と安定、現状変更の一方的な動きに反対する共同声明となっている。

 ロシアを名指しての批難、批判がないのはG20議長国インドの強いリーダシップの賜物である。

 昨年5月、東京でのクワッド首脳会議でも、アメリカ、日本がウクライナ戦争、ロシアによる侵略、侵攻という表現を入れようとしたが、インドのモディ首相はそうした表現が入るなら、共同声明にサインしないといわれ「紛争」という表現で落ち着いた。

 モディ首相の姿勢は一国のリーダーとして、国益と信念に基づく判断であり、日本も参考にすべきではないか。

 世界はアメリカ一国で動いていない。アングロサクソンで世界が構成されているわけではない。それぞれ立場があり、抱えている課題、問題がある。日本とロシアの間には北方領土解決、平和条約締結という国益に関わる大きな課題がある。このことを十分頭に入れるべきである。

 インドの立ち位置、判断を日本も見習う外交をすべきではないか。

 朝の便で大阪に行き、中川一郎先生がお世話になりその後、私も大変お世話になった泉陽興業会長故山田三郎氏のお別れ会に出席。50年に渡るご厚情に心からお礼申し上げた。

 とんぼ返りで16時半から「袴田巖死刑囚救援議員連盟」の院内集会に出席する。

 法と証拠と正義に基づき、再審、無罪を勝ち取ることを誓い合う。

 

 

5日のコメント

 ひでおさん、私は青春とは高校生時代だと思います。卒業生の前途に栄光あれと思います。国会で「停戦」を求める質疑がなかったことに愕然としました。

 さださん、一にも二にも停戦しかありません。

 ひらけ日本さん、いつも貴重なコメント有難うございます。


※ 袴田巖死刑囚救援議員連盟集会



※ 袴田巖さんのお姉さんの秀子さんと