インドでのG20(20ヶ国・地域)外相会議に、林外相が出席しなかったことについてメディアは「日本の存在感をなくした」「国益を損ねた」「インドに対し失礼だ」等々さまざま報道している。

 国際会議、しかも国会開会中における閣僚の出席をしやすくするため、副大臣を認証官に格上げしたのが橋本行革の基本法、小渕内閣での設置法決定だった。

 副大臣には閣僚経験者、もしくは閣僚と同格の当選年次の人を就けることが考えられていた。それが小泉政権により大きく変化し、更に副大臣も当選回数の少ない人達が配置され、外から見ても権威がなくなったと感じられた。

 こうした流れにより副大臣も昔の政務次官の位置付けとなり、格落ちと見られるようになり、委員会、特に予算委員会での質疑は、閣僚は貼り付けとなっている。この点、政府、行政府も、国会、立法府も、時に柔軟に、臨機応変に対応すべきではないか。

 せっかくの100年に一度と言われた行政改革が活かされないようでは、泉下(せんか)の橋本、小渕両総理も納得できず、首を傾げていることだろう。

 今後こうしたことがないようにして行かなくてはならない。政府より立法府の認識が問われる今回の林外相欠席である。

立法府の一員として心して参りたい。

 

2日のコメント

 元祖アタオカノブヒコさん、隣国とは仲良くやって行かなくてはなりません。ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)の欠如だったと思います。

 ネコ大好きさん、「遠くの親戚より近くの他人」が大事です。

 tokoton山の男さん、国会対応は総理もいれば副大臣もいます。早くから与党に相談しておけばこんな失態をせずにして済んだことです。

 さださん、尹大統領と二度ほどお会いしましたが、日韓関係が必ず改善されると感じました。

 ひでおさん、今後とも宜しくお願い致します。

 ひらけ日本さん、生涯の「心友」松山千春さんです。かけがえのない友に感謝しています。