令和5年度予算が衆議院を通過し、参議院に回ってくる。これで間違いなく年度内成立が確定した。

 立憲民主党は、旧統一教会問題を取り上げていたが、何の結果も出せなかった。

 「異次元の少子化対策」についても言葉尻を捉えて質問したが、これも得るものはなかった。スキャンダルで政権を追い詰める時代ではなくなったと国民は冷静に見ている。

 国家の基本である外交、防衛、治安、教育でしっかり議論しないと国民は、尚、冷めた目で野党を見ることだろう。

 「聞く耳は一番だ」と公言した岸田総理には、予算成立の目途がついたのであるから、ウクライナ問題で何としても「停戦」に向け、大きなリーダーシップを発揮して戴きたい。

 ウクライナに行くよりも日本にいて、G20の議長国であるインドのモディ首相、停戦の提案をした中国の習近平国家主席、同じく停戦すべきと言っているブラジルのルーラ大統領に電話をし、協力を得ることである。

 アメリカのバイデン大統領にも「武器供与はやめろ」と、NATO諸国にも同様のことを言い、一にも二にも停戦だと話すべきで、ロシアのプーチン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領に「我々が中に入るから、ここは討ち方やめろ」と言うべきである。

 無責任な、先を見ない連中がウクライナに行けと煽動しているが、日本の国益を考えて言っている話ではない。

 思い込みや一時の感情で外交は行われるものではない。外交は積み重ねである。そのことをしっかり踏まえてG7の議長国としての役割を果たしてほしい。

 朝日新聞朝刊1面トップで「地方議会 増える無投票 直近選挙で15% なり手不足深刻」という見出し記事がある。一番身近な民主的手続きの選挙がこの有り様である。どうしたら手を挙げてもらえるのか、ここは知恵を出し合うべきでないか。

 地方議会、総務省が率先して協議すべきである。4年後に向けて今から取り組まなければと思ったものである。

 明日9時30分から、我が母校である北海道立足寄高校の卒業式である。青春とは高校生時代だと私は考える。16、17、18歳の多感な時の友人関係、仲間は人生の財産である。

 毎年出席し、挨拶の機会を得ているが、コロナ禍の中で3年間の高校生活を送らなければならなかった卒業生に私の想いを伝えたい。

 

27日のコメント

 如月さん、なぜ日本の存在感を示さないのか不思議です。今、世界はアメリカだけで動いているわけではありません。

 ひでおさん、日本もロシアも大国です。国境線がないこと、平和条約が締結されていないのは異常です。

 tokoton山の男さん、国際社会の中でインドの立ち位置は日本も考えるべきと思います。

 さださん、日本の顔が見える外交が必要ではないでしょうか。しっかりやってほしいです。

 チョモ・ラン・マーさん、お元気でしたか。おっしゃる気持ちよく理解します。