ドイツがドイツ製戦車「レオパルト2」をウクライナに14両供与することを決定した。

 アメリカも米戦車「エイブラムス」を供与するとバイデン大統領は発表した。

 欧米がこうした武器を供与することにより、一つ間違いなく言えることは、戦争が長引き、犠牲者が増えることである。その犠牲者は、子供、女性、お年寄りが一番被害に遭うのである。

 「武器をくれ、時間がない」とウクライナゼレンスキー大統領は声高に訴えるが、ならば自前で戦えない以上、戦いを止めることが筋であり、欧米のリーダーはウクライナに「我々が中に入るから話し合い停戦だ」となぜ言わないのか。

ウクライナゼレンスキー大統領は「5台、10台、15台ではなく、もっと大量の戦車が必要だ」と24日演説している。どんな頭づくりなのかと首を傾げる次第だ。

 世界の首脳は冷静に平和に向けての努力をしてほしいものである。

 今こそ岸田総理は停戦に向けてのリーダーシップを発揮すべき時であり、日本は欧米と違い、ウクライナに武器供与はしていない。仲立ちをする資格を有している。

 岸田総理が「一にも二にも停戦だ」と一日も早く声を出すことを願ってやまない。

 昨日、日印協会の会合で森喜朗元総理は「ロシアは敗けることはない」と述べたと報道されている。私も国力から見てロシアが負けることはないと考える。

 ロシアのプーチン大統領は18日「オブオフ工場」の従業員との対話で「皆さんが生産している防空ミサイルは、米国で生産されているミサイルの1年に3倍以上の数を生産しています。そして、全体として、わが国の「防衛産業」は、様々な目的の防空ミサイルを世界のすべての軍産複合体が生産するのと同じくらい生産しています。生産量は世界と比較して肩を並べることができます。だから、私たちは頼るべきものがあるのです。そして、これらはすべて、私たちが勝つという確信を与えるものでしかないのです」と述べている。以上のことは世界に発信している。

 過去の歴史から見て、終わらない戦争はないのである。78年前の日本を考えて戴きたい。

半年早く降伏していれば東京大空襲も沖縄戦も、いわんや広島、長崎に核が落とされることはなかったのである。

 大本営が「一億総玉砕、一兵になっても」とあおり「女性に竹槍を持て」と言い、結果としてどうなったか。今のウクライナゼレンスキー大統領の発言と大本営発表が私には重なってくる。

 停戦をし、話し合いをするしかないのである。日本の役割を果たしてほしいものだ。

 

25日のコメント

 GOOD LACKさん、そうです。隣国、わけてもロシアは日本にとって大事な隣国です。「遠くの親戚より近くの他人」という古くからの教えを今こそ考えるべきではないでしょうか。

 さださんの考え、思いを共有します。

 チョモ・ラン・マーさんのおっしゃる通りです。

 村松訓明さん、ウクライナが「武器をくれ、時間がない」と叫ぶよりも「話し合いをしよう」と言うのが筋ではないでしょうか。戦中の大本営発表を想い出せるゼレンスキー発言に恐ろしさを覚えます。

 ひでおさん、イスラエル、インドのように自国の国益を考え、懸命な外交を展開しています。日本も参考にすべきと思います。サイバー対策は急務です。

 tokoton山の男さんの考え、ご指摘に頷くのみです。ロシアとウクライナ、日本にとってどちらが死活的に重要、大事でしょうか。当たり前のことを何故わからないのか、まさに忸怩たる思いです。

 takashi-k51さん、武器供与は紛争を長引かせるだけです。子供、女性、お年寄りが犠牲になります。武器供与と資金援助はやめて「話し合い、停戦だ」と声を上げるべきです。

 どさんこ男子さん、岸田総理がウクライナに行くと北方領土も平和条約交渉も漁業交渉もすべて吹っ飛んでしまいます。何もかも無となります。

 Shu Fuさん、有難うございます。しっかり頑張って参ります。