中国の人口が61年振りに減ったことが大きく取り上げられている。中国の国家統計局は、出生数は前年と比べて106万人減で、956万人ではじめて1000万人を割ったと発表している。

 中国は人口が増えすぎるとして「一人っ子政策」を1979年に導入し、2015年に廃止したが、出生数、人口増には繋がっていない。

 中国も日本と同じように65歳以上の人口は2億978万人で、総人口に占める割合は2021年の14.2%から14.9%に拡がり、少子高齢化が進んでいる。

 中国の人口動向は、今後の世界経済にも大きな影響を与えて行くことだろう。

 中国に変わってインドが世界一の人口大国となる。2023年にはインドが中国を抜いて世界一と言われていたが、1年早く実現したことになる。

 インドも今や世界の大国である。中国とインドで世界の人口80億の内、約35%を占めることになる。

 両国ともG20のメンバーであり、益々目が離せなくなる。ウクライナ問題でもインドは独自の外交を展開している。日本も参考にすべき点が多々あるのではないか。

 昨日は阪神淡路大震災から28年だった。平成7年(1995年)釧路管内弟子屈町に泊っており、朝、目を覚まし、テレビをつけると騒然とし、現場中継にビックリしたものだった。

 その後、被災された人達が整然と列を作り救援物資を受け取る姿に、その神々(こうごう)しさに涙したものである。

 我先に食べ物等受け取りたい心理が働いて当り前なのに、誰一人列を乱すことなく順番を待っているのである。

 日本人は何と凄い国民性かと教えられた次第だった。それは東日本大震災でも示されていた。

 どんな時でも一寸した「慈しみや思いやり、優しさ、愛情の尊さ」を持ち続ける国民がいた。

 (ひるがえ)って今の日本、自分だけ良ければよいの身勝手な自分中心の人が多いのではないか。

 28年前のあの時の姿を国民等しく受け継いで行きたいものである。

 

17日のコメント

 ジュゲムさん、人に心、人に情の気持ちを忘れないでやって参ります。

 tokoton山の男さん、過度なパフォーマンス、それを取り上げるメディアの悪循環が見受けられます。政治はもっと重く尊いものと考えています。

 さださんのおっしゃる通りと思います。

 アレッサンドラさん、同調戴き、有難うございます。