15日0時からワシントンで岸田総理の記者会見が行われた。日米首脳会談の後、共同記者会見がなかったので関心を持ってテレビと向き合った。

 日米関係の成果については満足そうに話していたが、ロシアに関しては厳しい表現であった。これでは日露関係はどうにもならないと受け止めざるを得ない。

 日本とロシアの関係では昨年、日本からロシアに喧嘩を売った形である。各種制裁しかり、すべてアメリカの言いなりになった。

 ロシアはその裏返しで日本を非友好国と、判りやすく言えば敵国扱いとなった。

 ウクライナとロシア、日本にとってどちらが死活的に重要かはロシアであることは言うに及ばない。

 ウクライナと付き合わなくても日本は生きていける。ロシアとは北方領土問題の解決、平和条約交渉、エネルギーの安定供給、各漁業交渉等、日本にとって極めて重要な課題がある。

 ウクライナとロシアを冷静に見て日本にとってどちらが大切か、重要かははっきりしていると思うのだが。

 法の支配、普遍的価値観、民主主義という表現が良く使われるが、昨年2月から始まったロシアの特別軍事行動の原因を作ったのはウクライナが過去の約束を守らないと発言したことに端を発しているのではないか。民主主義の基本は「約束は守る」である。

 アメリカ自体がかつての世界の保安官、財政国家ではないことを認め、そこで日本にも過度な責任分担を求めている。

 もう少しバランスの良い外交を展開することが国益ではないのか。

 「未来永劫、岸田政権ではないので、その時を待つしかない」と高名な識者が言って来たので、ただ頷いた次第だ。

 北方領土から引き上げて来た元島民の3分の2の方々が亡くなり、現在生きておられる方は5,332人で、しかも平均年齢87歳である。

 しばらくは日露関係は動かないと受け止める時、高齢の元島民に申し訳ない思いで一杯である。

 正午より千葉市でロッテマリーンズの角中勝也選手の激励会。首位打者を2回も取り、10年前WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表メンバーでもある。

 今年、最後のつもりで頑張ってほしいと挨拶の中で強く話させて戴いた。

 夕方の便で千歳に向かう。

 

14日のコメント

 さださん、シェールガスのアメリカがいつまで天然ガスを生産できるのでしょうか。アメリカは遠い国です。

 タコ八郎さん、国際結婚もそうですが、地政学的に見て近隣各国とは仲良くしていかなくてはなりません。

 tokoton山の男さん、アメリカとの関係は重要ですが、今の世界、アメリカだけ相手にしても生きていけません。隣国との関係が大事です。

 sugibenさん、古関裕而メロディーは、いつの時代にも生き続けていくと思います。


※ ロッテマリーンズの角中勝也選手の激励会