米国の下院議員選挙が15回の投票でやっと結着している。下院議長を選ぶのに5日間をようし、投票すること15回、なんと10回以上の投票は164年ぶりという異例づくめである。民主主義、法の支配を声高にいうアメリカだが、その民主主義は手続きが一番であることを改めて示したことになる。

岸田総理は明日からG7欧米各国を訪問する各国首脳に、ウクライナ問題は一にも二にも停戦だと呼び掛けるべきだ。

「ロシアの侵略」とよく表現されるが何故こうした事態になったのかを検証することも必要である

子供の頃、友達とケンカすると先生から「ケンカ両成敗」とよく言われた。「先に手を出した方が悪い。同時にその、原因をつくった側にも一定の責任がある」という話だった。

民主主義は、約束は守るが基本である。その約束を守らなかったのは、ロシア、ウクライナどちらだろうか。ミンスク合意はじめ各種合意を否定してきたのはゼレンスキー・ウクライナではないか。

この点、冷静に考えれば話し合いの糸口が見いだせると思うのだが。

その役割を岸田総理は果たすべきで、停戦という成果をあげる歴訪であってほしいと願ってやまない。

14時から釧路市成人式に出席する。はるか55年前、故郷足寄で成人式に出席したことを想い出しながら、新成人の皆さんの前途に栄光あれと願った次第だ。


※釧路市成人式「くしろ20歳のつどい」