強豪ドイツに勝てたのだから、ランク下のコスタリカに負けることはないと思っていた人は多かったのではないか。

 しかし勝負の世界、何があるか判らない。日本はコスタリカに敗れてしまった。「まさか」と思ったことが現実となった。

テレビを見ながらドイツ戦の時、ビッチに立つ選手もベンチにいる選手も一緒に闘っている感じだったが、コスタリカ戦、なんとなくバラバラ感があったと私は感じた。

 「勝ちに不思議な勝ちなし、負けにも不思議な負けなし」という言葉があるが、勝つ時はすべて上手く回転しての結果である。

 コスタリカにとられた1点もあの時、一寸(ちょっと)した(すき)、油断がなかっただろうか?

 必死に選手は闘っていたが、勝利の女神は微笑まなかった。まだチャンスは残っている。2日のスペイン戦、必勝の信念で闘って「侍ジャパン」を世界に見せて戴きたい。

 大相撲今年最後の九州場所、優勝争いは元大関高安が一差で有利と思われたが、本割で阿炎に敗れ大関貴景勝が勝ち、12勝3敗で3人が並び、28年振りの巴戦となった。

 私的には高安関に初優勝してほしいという気持ちも沸いたが、結果は平幕阿炎関の逆転優勝である。

 一昨年7月場所中に、新型コロナ感染症対策ガイドラインに触れる夜の外出をし、引退届を出したが相撲協会は受理せず三場所出場停止処分を受け、幕下まで落ちての再起である。

 あの時、相撲協会が引退届を受理していれば阿炎の初優勝はなかったのである。相撲協会が阿炎の将来性を買い、温情が涙の初優勝である。これまた何というドラマかと鳥肌の立つ思いである。

 勝負の世界、一寸したことで天国と地獄が付いて回る。阿炎関の精進に、目に見えない力が後押しをしたと私は受け止めている。一層の活躍、そして上を目指して戴きたい。

 国技大相撲は、八角理事長を核心として歴史と伝統を継続していることに心からの敬意を表し、一層の発展を願ってやまない。

 

27日のコメント

 ひでおさん、貴重なお話し有難うございます。報道は、真実、正確のみを知らせることです。

 tokoton山の男さん、ご提言、有難うございます。しっかりした座標軸を持つことは政治家の基本です。

 チョモ・ラン・マーさんのご指摘大事です。コロナ対策しっかり取り組むしかありません。

 さださん、日米安保だけではなく近隣外交を日本はしっかりやっていかないと日本の平和と安定はありません。