サッカーワールドカップ(W杯)で、日本がドイツを破る快挙に連日メディアは大きく扱っている。報道の中には胸を打つ記事もある。

 今日の読売新聞朝刊33面「浅野一撃 天国へ届け 高校時代トレーナーに恩返し」という大見出しに目が留まる。

 決勝ゴールを決めた浅野選手が、高校時代お世話になったトレーナー村松正英さんが今春、膵臓がんで61歳で亡くなった。

 記事によると浅野選手は、ドイツ戦の2日前「村松さんは空の上から見ていると思う。W杯で活躍するという約束をしっかり守りたい」と取材に答えたという。

 浅野選手の努力、頑張りはもとより、目に見えない力が時として働くものだと私は常々思っている。

 良いトレーナー、良き指導者に巡り合えたことを浅野選手ご自身が感じていることだろう。次のコスタリカ戦、日の丸を背に大躍動を期待してやまない。

 補正予算審議が衆議院予算委員会で始まった。国民生活を守る最大の裏付けは予算である。速やかな成立を期すのが政治の責任だ。

与党の質問は政府と一体であるから当然肯定的な質疑で推移したが、午後の立憲民主党の質問は、野党のアピールをするのに躍起になっている前のめりの話だった。

 国家の基本に関する地球儀を見据えた世界観のある質疑を期待していたが、残念ながらそうはならなかった。

 国民は冷静に政治の価値を判断していることだろう。

 共同通信が「AP通信は22日、ポーランドに「ロシアのミサイル」が15日に着弾したと報道したのは「言語道断の誤り」だったとして、記事に関与した安全保障担当の記者を解雇したと公表した。APは匿名の米情報機関高官の話として「ロシアのミサイル」と速報。ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)の加盟国で、報道を受け、ロシアとNATOとの紛争に拡大するとの緊張が急激に高まった」と配信している。

 AP通信は事実でない情報として記者を解雇した。なんというスピード感か。日本の報道機関でこれだけの決断を出来るところはあるだろうか。AP通信の素早い的確な判断を、日本メディアも参考にすべき点があると思うのだが。

 

 

24日のコメント

 チョモ・ラン・マーさん、日本の代表としての心をいつも持つことが大事です。

 しんいちさん、いつも有難うございます。鈴木宗男の頑張りを示して参ります。