参議院法務委員会が10時から予定されていたが、葉梨法務大臣が昨日、武井俊輔外務副大臣のセミナーで「死刑にハンコを押す、ニュースになる」との発言が問題になり、約1時間委員会審議が遅れた。

 葉梨大臣の発言の全体を見て言うなら良いが、言葉尻をとらえての批判、非難は公平ではない。

 仲間内の議員の会合で、持ち上げようと思い、そこでのリップサービスが問題となったわけだが、政治家は時に言葉、発言が命取りになる。他人(ひと)事と思わず、私も注意しなければと言い聞かせたものである。

 それにしても貴重な時間、審議させない立憲民主党の理事の言動には呆れた。

 委員会の質疑で葉梨大臣に聞けば良いことを「謝罪すれ」と頭ごなしに言ってくること自体が問題だと思うのだが。一方的な頭づくりで、批判ありきのやり方に唖然とした次第である。

 委員会を開けと言いながら、自分たちの都合で審議拒否しようとする姿に、言っていることとやっていることが違うと思いながら、国会、委員会では身体、プライバシー、人権に関すること以外は何を言っても良いことになっているが、報道を一方的に受け止め、言葉尻をとらえて国会で質問することは果たして公正だろうかと疑問に思った。

 平成14年、「あることないこと、いや、ないことないこと」で、国会で「ムネオバッシング」が行われたことを想い出しながら「ムネオハウス」とか「疑惑のデパート、総合商社」とか無責任な発言をされ、事実でない、ありもしないとんでもない人権侵害を受けた経験を持つ私としては、国会での発言は、真実、事実に基づいて戴きたいものだと改めて強く感じたものである。

 

9日のコメント

 ひでおさん、いつも有難うございます。一にも二にも停戦です。

 ムルアカ2号さん、1についてはないと認識します。2については評価するものはないと思っていることでしょう。3について憎しみだけではと思います。

 後世の歴史家さん、私は一貫して戦争には双方言い分があると言っています。民主主義、外交は「約束は守る」が基本です。これを破ったのは誰かと言っているのです。一方的決めつけはしないでください。

 さださん、今、国会対策委員長が話題になっていますね。意思疎通をするのが国対の仕事で「赤十字」的役割であることを頭に入れなくてはなりません。