イギリスのトラス首相は就任わずか44日で大型減税策が市場の混乱を招いて辞意に追い込まれた。

 その後任には、先の党首選でトラス氏と争ったスナク氏が保守党所属下院議員100人の推薦を集め、他に推薦人を集めれる候補者が居らず、スナク氏の当選が決まり手続きに(のっと)って新首相という流れである。

 スナク氏の両親はインド系移民で、英国史上初めてのインド系首相となる。

 移民された方は勿論、多くの人に勇気や希望を与えるスナク氏の首相就任になるだろう。新しい歴史の一ページが刻まれたことになる。

 (ひるがえ)って我が日本では、山際経済再生相が旧統一教会との関係で辞任した。

 信仰と政治倫理は別と私は考えるが、国会の議論では一緒に扱われている。

 山際大臣が旧統一教会の各種会合に出席し、あるいは関係者に会うのは、通常の政治活動である。

 今、問題になっているのは霊感商法、詐欺まがいといわれる高額なものを売り付ける悪質商法であり、山際大臣は関与していない。

なのに旧統一教会関係者に会ったことがあるかないか、会合に出たかどうか、事件性のない倫理的にも問題ないことで追及されていた。

 21年前、ないことないことで一方的な価値観、頭づくりでムネオバッシングを受けた経験者として、同じことが今も一部興味本位の情報を基に、裏付けもなく事実かどうかも確認しないで、神聖なる国会で質問するのはいかがなものだろうかとしみじみ思う次第だ。

私の経験を再びしてほしくないと何とも言いようのない(むな)しさを感じる。

 国会議員は裁判官でもなければ検察官、警察官でもない。公正、公平、人権、プライバシーを声高に普段言っている国会議員が、さもさものように発言することに違和感を禁じ得ない。

 

24日のコメント

 松村訓明さんのおっしゃる通りです。私は信念を持って一にも二にも停戦だとの声を出して行きます。

 あずきさん、札幌オリンピックの時、中川一郎先生の秘書でスピードスケート500mを真駒内競技場に母を連れて応援に行きました。昭和天皇皇后両陛下もご覧になっており、母がレースを見ず両陛下に手を合わせていた姿が今も目に焼き付いています。一日も早い停戦を祈るのみです。

 しんいちさん、頑張って参ります。

 さださん、プロ野球の醍醐味(だいごみ)(たん)(のう)できると思います。

 nikoさん、何のスポーツをしているのですか?何事も目標、目的を持って頑張って下さい。