安倍元総理のテロによる死を受けての昨日の選挙戦最終日、何とも言えぬ思いの中での訴えだった。

 銃による、暴力による行為はあってはならない。国民の皆さんには今尚、破壊活動防止法の調査対象革命等、力による政治の変化を考えている組織、政党があることを認識して戴きたい。

 綺麗ごとを言いながら、その裏で目的を達成するための手段として力の行使をいとわないとする危険な(やから)がいることを忘れてはならない。

 報道から8日病院に駆け付けた昭恵夫人が「晋ちゃん、晋ちゃん」と繰り返し声をかけたが、思いは届かなかったと出ている(スポーツニッポン28面)。

昭恵夫人の必死の神・仏にも祈る思いでの叫びだったことだろう。改めて犯人を恨まずにいられない。

 鈴木貴子の結婚披露宴で当時の安倍総理は挨拶の中で、新郎に向けて「家庭の幸福(こうふく)は妻へ降伏(こうふく)です」とにこやかに万歳をして会場を沸かせた。

 まだ67歳、日本の為にまだまだ働ける年齢であったことを思うと、改めてとんでもないことをした犯人に強い(いきどお)り、怒りを覚えてならない。

 いよいよ投票日、参議院選挙の場合選挙区は今夜中にけりが付くが、全国比例区は2日がかりとなり、最後の議席は明日の午前中になるだろう。

 読者の皆さん、投票箱の蓋が閉まるまでまだ7時間あるので、是非、投票に行って下さい。