吉川貴盛元農相は、自身の有罪判決に提訴しないことを表明した。

「真実と異なる内容を認定した」と判決に不満を示していた吉川氏であるから、当然提訴し最高裁まで争うものと受け止めていたが、紙1枚のコメントだけである。

 「有罪確定の吉川被告 語らぬまま再起模索 談話、紙1枚 身内からも批判」(北海道新聞2面)と出ている。

 かつて国民の税金を詐欺(秘書給与を不正に自分のものにする)した辻元清美氏も判決を受け入れ、争わなかった。

日本は三審制の仕組みである。堂々と自分の主張、受け止めを国民に説明し、裁判で争うのが当然ではないか。この点、極めて残念なことである。少なくとも記者会見し、有権者に説明責任を果たしてほしかった。

 私は最高裁まで争い、棄却され、議員資格を失うことになったが、それでも収監前に再審請求の手続きをして今尚続いている。

 今、多くの人が「鈴木事件」は何だったのかと不思議がっている。「あの時、ある種権力闘争であり、官邸、検察、外務省、権力側の保身が働いていた部分があった感じがする」と有識者はもとより、そう受け止めている人がいる。信念を持って闘うことが使命と私は考える。

 吉川貴盛元代議士はまだ71歳、働ける歳である。ならばきちんと自分の考え、判断を国民に説明することがご自身の今後のためになるものと私は親切心を持って進言したい。

 同時に、吉川貴盛元代議士を共に汗し、涙した後援者、支援者の皆さんに報いることにもなるのではないか。

説明責任を果たしてほしいという後援者の声は私の下にも沢山届いていることをお知らせしたい。

 夕方の便で釧路に飛び、釧路管内弟子屈町川湯温泉で、第17回川湯大地塾に出席。本会議が開かれた関係で遅れての参加となった。

 通常国会も後5日となり、待ったなしの参議院選挙である。

「身を切る改革、しがらみのない政治」を訴える日本維新の会の政策を紹介し、全国比例区に北海道を主たる地盤として小樽出身の前道議会議員の八田(はった)もりしげ、旭川出身の医師小林さとるを日本維新の会の公認候補出馬予定者を紹介する。

投票日までちょうど1カ月であり待ったなしの時間との闘いとなってきた。

私も自分の選挙と心し、八田もりしげ、小林さとる両氏の必勝と、日本維新の会の得票獲得に向けベストを尽くして行く。

 

9日のコメント

 一読者さん、ウクライナがミンスク合意Ⅱを守っていればこんな事態にはなりませんでした。

 ひでおさん、「御地蔵」様に宜しく申して下さい。ものを言える人より私は言いたくても言えない「声なき声」をしっかり受け止めて参りたいと心しています。

 チョモ・ラン・マーさん、終わらない戦争は歴史上ありませんでした。入口より出口を見据えて私は発言しています。

 しんいちさん、一日も早い停戦が世界のプラスです。

 さださんの見方は、多くの人が共有していると思います。

 谷口ダイゴさん、いつも有難うございます。

 

※第17回川湯大地塾6月例会