朝日新聞13面「新生活 悩み抱えるあなたへ」という1ページものの特集記事がある。

 新年度が始まり1カ月、失敗や挫折と向き合って来たアスリートのメッセージだった。

 スピードスケート高木菜那さんが「『転んで銀 努力は無駄じゃない』高校卒業後、所属先の先輩で2010年バンクーバー五輪銀メダルの長島圭一郎さんが『努力することに無駄なことはひとつもない』とかけてくれた言葉を大切にしています。間違ってもいいから努力し、挑戦することは無駄じゃない、自分から行動することが大事だと」述べている。

 努力しても100%叶えられることはなくても、目的、目標に少しでも近づければそれで良かったと私も考えてきた。努力は裏切らないと信じ、今日(こんにち)あると私は思っている。

 大相撲 元小結高見盛さんは「『部屋失ったけど いま生きてる』先代師匠が19年に急逝し、私が引き継ぐことになったのですが、うまくいきませんでした。昨年、八角部屋に力士と一緒に移籍しました。稽古環境を考えれば、仕方がない。現役時代、取組が終わるごとに、生きていて良かったと思ったものですが、今も同じ。『生きてるだけで丸もうけ』って本当です。つらいときこそ、自分に逃げ道を作ってあげてください」。

 私も20年前、メディアバッシングに遭い国策捜査を受け、人生が終わったと思った時、これから先、生きていくことに疑問を持ったことがあった。

 そんな時「生きていれば良いことがある。いや逆転もある。世界でたった一つの命だ」と自分に言い聞かせ、生き延びてきた。高見盛さんの気持ちが十分伝わってくる。

 「プロゴルフ 石川遼さんは『ミス怖いのはなぜ? 5回自問』知らないことの多い世界に入っていく時は、暗い中に足を踏み入れ、いつ壁にぶちあたるかという不安や怖さがあります。悩んだ時は、なんで自分がそういう感情なのか、5回ぐらい掘り下げると理由が分かります。突き詰めていくと、ほとんどの悩みは対人になる。良いところを見せようとしている。そういう時は、人を気にしていることに気づくことで変わります」。

 対人関係の重要性が石川選手より知らされる。人間関係によって人生、大きく変わることを私も経験している。

 3人とも一流中の一流でありながらそれぞれの思いがあり、結果を出していることに敬意を表したい。

 そして若い皆さんに参考になる人生の指針になる話であり、是非とも参考にしてほしいと感じた次第である。

 読者の皆さんはいかがお受け止めだろうか。

 

3日のコメント

 一読者さん、民主主義は約束を守ることが前提です。ブタペスト合意、ミンスクⅠ、ミンスクⅡの合意等、よく判ってのコメントでしょうか。「侵略された側の責任を殊更問うことは」とありますが、私の発言を正しく理解していません。「力による国家主権の侵害、領土拡大はあってはならない」との前提で私は発言しています。そして私は「一にも二にも停戦、武器供与、資金援助しては戦争が長引くだけです。G7、G20がこぞって『やめろ』と声を出すべきだ」と言っているのです。

 laguns5iwaneさん、一つ目の意見の件はすでに関係者に伝え、事実関係を正確にしたいと考えます。その二についてはネットの世界の怖さを感じます。世の中、色々な人が居るものですね。

 ひでおさん、体験談、いつも貴重なご意見有難うございます。時代に合った憲法にすべきと思います。頑張ります。

 チョモ・ラン・マーさん、良かったですね。お身体大切にして下さい。行方不明者12人の一刻も早い発見を願っています。

 tokoton山の男さん、今回の件、しっかり真相究明しなければなりません。

 博多帳さん、ご意見があるなら堂々と名を明らかにして行って下さい。ネットの時代、一方的な無責任な指摘に私は屈しません。

 さださん、規制緩和というより組織の杜撰(ずさん)さマンネリ化が大きな事故に繋がったと思います。それ以上に運航会社の責任は重大です。

 sugibenさん、今回の件はさまざまな意味で警鐘を与えたものと受け止めます。先ずは命を預かる、かかわる仕事をする人の姿勢の問題です。