テレビ、新聞は21日のロシア外務省声明の「現在の状況では平和条約交渉を継続するつもりはない」を取り上げている。
このロシア外務省声明は、日本がアメリア、イギリスと一緒になって経済制裁、個人制裁した結果としてブーメランとなって返ってきた話である。
岸田総理は昨日の私の質問に対する答弁でも「ロシアによる侵略に起因している。それを日露関係に転嫁しようとし、これは不当であり受け入れることはできない」と述べた。
力による国家主権の侵害、領土拡大はあってはならない。同時に正しい歴史の事実、積み重ねがどうであったかもよく検証しなくてはならない。民主主義は、約束は守るが前提である。ミンスク合意Ⅱを守らなかったのは誰か、その責任を考えるのも公平、公正な視点ではないか。
私は「話し合いをすれ、話し合いだ」と日本が先頭に立って国際社会全体で声を上げることが停戦に向け、現実的手段ではないかと思う。
アメリカ、イギリスに引きずられることなく、日本の国益を考えた判断、行動を強く願ってやまない。
16時から東京大地塾。「ウクライナ問題と日露関係」について佐藤優さんからお話し戴く。
タイミングがタイミングであり、多くの人が参加して下さった。佐藤さんのわかりやすい現実的なお話しに、出席された皆さんも納得されたものと思う。
19日のコメント
さださんの考え、一つのキーワードと思います。
チョモ・ラン・マーさん、森田憲治さん、いつも有難うございます。
のんさん、もう少し待ってください。必ず出します。
Sugibenさん、おっしゃる通りです。
タコ八郎さん、頑張ります。
Takaさん、停戦が一番です。
谷口ダイゴさんの考えもっともです。
tokoton山の男さん、信念を持って立ち向かいます。
ひでおさん、石田栄一さんのことに触れて戴き感謝します。
憂国さん、一番星さん、GNNでやり抜きます。
しんいちさん、判りやすくやります。
ジェイさん、歴史の積み重ねを大切にして参ります。
20日のコメント
さださん、御嶽海、横綱になれるでしょう。
辻泰久さん、久し振りに楽しい時間でした。
lavender-1358さん、千春さん元気でなによりです。
ひでおさん、究極の使命に向けて頑張ります。
谷口ダイゴさん、さまざまな視点からの知恵、参考にします。
21日のコメント
さださんの言う通りになってしまいました。
しんいちさん、バリバリで頑張ります。
チョモ・ラン・マーさん、早く戦争終えることを願っています。
小和田康文さん、頑張って下さいよ。
憂国さん、GNNで頑張ります。
八咫烏さん、国際協調、おっしゃる通りです。
takaさんの話、注目します。
谷口ダイゴさん、興味深い指摘、感謝します。
くるみわり熟女さん、国益のため働きます。
komikomiさん、バランスを取るのが政治ではないでしょうか。
22日のコメント
チョモ・ラン・マーさん、「知ロシア派」使わせて戴きます。
谷口ダイゴさん、おっしゃる通りです。
さださん、追従外交、考えるべきと思います。
くんたさん、墓参は必ず実現させたいと考えます。
takaさん、真の自立に向けて、同感です。
村山佳子さん、有難うございます。
ヨシゾーさん、私は日本の国益をこれからも訴えて参ります。
くるみ割り熟女さん、ロシアは隣国です。隣とは折り合いを付けて行くしかありません。
lavender-1358さん、予算委員会見て戴き感謝します。
kazutoさん、握手する日を作りたいと私は長年やってきましたし、これからもやって参ります。
皆さん、いつも有難うございます。感謝しています。
令和4年3月22日(火)参議院予算委員会での質疑全文掲載します。
○鈴木宗男君
岸田総理始め閣僚の皆さん、御苦労さまです。
私は野党の立場でありますけれども、国民生活を守る最大のすべは予算の成立でありますから、早く成立することは良かったと、こういうふうに思っておりまして、この点、各党会派の皆さん方の協力もあったものと思って敬意を表したいと、こう思っております。
さて、総理、この予算の中に我が党の小野泰輔代議士始め若手議員が問題提起した文書通信交通滞在費がありまして、今、各党各会派で議論になっております。結構なことだと思うんですけれども、総理自身含めて、この百万円、適切に目的に合った使用がされていると思っているかどうか、お尋ねをいたします。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
文書通信交通滞在費については、今までも一定のルールに基づいて全国会議員が対応してきたと認識をしています。その上で、さらに今、各与野党の間でこの協議が行われており、そして、文書通信交通滞在費の名称ですとか目的ですとか、さらにはどのような費用を含め対象とするかなど、そういった議論が行われていると承知をしています。
これは議員活動の在り方に関わる重要な課題ですので、是非真摯な議論を通じて全議員共通のルールを作っていただくことは重要であると思っています。こうしたルールに、私自身も国会議員の一人としてこの合意に従って対応していきたいと考えております。
○鈴木宗男君
総理、現実、百万円の文書通信交通費、領収書の添付もなければ情報の開示もないんですよ。今日、閣僚の皆さんも含めてここにいる議員の皆さん方は自由に使っているんです。目的には合っていないんです、現実。だから私は、国民の税金を使う以上は国民への説明責任と納得のできる仕組みが大事でないかということをお尋ねしているんです。
議院内閣制ですから、自民党総裁イコール内閣総理大臣でありますから、是非とも岸田総理、自民党の議員にまずこの文書通信交通費の透明性、情報開示、国民に納得してもらう仕組みにすれと号令を掛けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
文書通信交通滞在費のありようについては、今委員がおっしゃったような取扱いが今日まで続けられてきております。これが国民の皆さんに十分理解されるものであるのかどうか、我々は政治の信頼という観点から真剣に考えていかなければならないと思います。
目的や名称あるいは対象など、こういった点について是非この与野党間でしっかり議論を行い、結論を出していくことは重要であると思い、私も与党の一員として、関係者にしっかりとこれを議論を尽くしてもらうよう期待をし、お願いをしたいと思っております。
○鈴木宗男君
総理の前向きな、また真摯な答弁いただきましたので、是非ともですね、手続の問題でありますから、しっかりとこれは国民に理解される使い方になるように、我々も努力していますけれども、お互いやっていきたいものだなと、こう思っています。
総理、日本が国際社会の中で名誉ある地位をいただくために、一つの手法としてODAがあると思っているんです。今、百兆円を超えるこの一般会計予算が成立する中にあって、何と二十年前、二十五年前のODAの今予算半分であります。私は、どう考えても日本の国際社会における評価は低くなると思います。
是非とも、総理、もう既に来年度予算案に向かって来月から動くわけでありますから、このODA予算は増額する、かつての一兆円レベルに持っていく、このことを是非とも、財務大臣には前回の委員会で質問していますので財務大臣の答弁は今結構ですから、総理の決意をお聞かせいただきたいと思います。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
我が国の外交のありようを考えた場合に、我が国として平和外交を進めていく上においてODAの存在は大変重要であると認識をしています。このODAを活用することによって、我が国独自の平和外交を進めることができると認識をしています。私も外務大臣時代、このODA予算の重要性に鑑みて予算の確保に努めてきたところでありますが、これからも、日本外交にとって大切なODA予算、これは重視し、質あるいは内容共に充実させていかなければならないと認識をしています。
そして、額、具体的な金額においては予算全体の中で考えなければなりませんが、その中で、是非このODA予算の重要性については今後ともしっかり認識していただきながら、予算獲得の努力を関係者とともに続けていきたいと思っております。
○鈴木宗男君
総理、ありがとうございます。是非とも財務大臣もよろしくお願いします。また、自信を持って林大臣、予算要求してほしいと思います。
林大臣にお尋ねしますが、先般の私は当委員会で在留資格の手続について質問させていただきました。その後、何か動きなり進捗なり変化があったでしょうか。
○国務大臣(林芳正君)
ウクライナからの皆様のことについての御質問というふうに思いますが、前回のときに、まず知人や友人がいらっしゃる方については短期査証ということで、それ以外の方についても人道的な見地から短期査証というお話をさせていただきました。
そのこと自体は変わっておりませんが、さらに、官房長官をヘッドとする会議体を立ち上げまして、その後のこと等も含めて政府全体として取り組んでいく方向になっているところでございます。
○鈴木宗男君
今、林大臣から、在留資格の問題について、ウクライナに限定しての話もありましたけれども、総理、これからやっぱり日本は、海外に出ていく人もいますし、来る人も多いんです。そういった意味では、外務省の領事部門あるいは法務省の入国管理関係者、やっぱりマンパワーが絶対的に必要なんですね。この定員の増も、総理、是非ともここは内閣として取り組んでいただきたいと思います。
あるいは、やはり情報の時代ですから、私は、様々な調査機関、公安調査庁を含めてですね、しっかりした人数がいなければいい情報取れませんから、この点も総理、定員の増なんかも予算措置でありますから、取り組んでいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回のウクライナの事態は、我が国の外交あるいは我が国の政府のありようについて様々な課題も突き付けてきた、こうした課題であると認識をしています。おっしゃるように、在留邦人の保護等を担当する領事部局の重要性、これも強く感じたところでありますし、また、この避難民の受入れということについて、この出入国管理の重要性、これも感じるところであります。
是非、こうした事態の変化に応じて、我が国としてどうあるべきなのか、それを支えるための人員ですとかあるいは政府の体制についてもどうあるべきなのか、引き続き議論をしていきたいと考えております。
○鈴木宗男君
総理、去年も日本のこの自殺者の数は二万人を超えました。これ、もうゆゆしき事態だと私は思って、社会問題だと思っているんですよ。
これ各省庁にまたがりますんで、この自殺問題は、あるいは孤立、孤独も含めてですね、社会問題だという上で、私はしっかり政府として対策を練っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○国務大臣(後藤茂之君)
今委員御指摘のとおり、特にコロナ禍の令和二年以降、女性の自殺者が二年連続で増加しておりまして、コロナ禍で自殺の要因となり得る様々な問題が悪化し、影響に留意しなければならないと考えております。
自殺を考えている方に対する電話相談、SNS相談等の相談体制の確実や、拡充や、やむを得ず職を失った方へのきめ細かな就労支援、生活資金でお悩みの方への支援等を行っております。また、今御指摘もありましたけれども、幅広い観点からの検討ということで、現在、有識者からの御意見等もいただきながら新たな自殺総合対策大綱の策定に向けて検討を行っているところでございまして、引き続き、誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指しまして、自殺対策を推進してまいりたいと考えております。
○鈴木宗男君
今厚労大臣の答弁ありましたけれども、総理としての認識はいかがでしょうか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
私もかつて内閣府担当大臣を担ったときに自殺問題担当大臣として仕事をさせていただいた経験があります。
この自殺問題、我が国の社会に、社会の中の様々な課題に関わる大変深刻な、そして重要な課題であると認識をいたします。そして、今、コロナ禍の中で国民の孤独、孤立、こうした問題も大きく取り上げられている、こうした社会の変化もしっかり受けながら、御指摘の点について政府全体として取り組んでいきたいと考えております。
○鈴木宗男君
くれぐれもよろしくお願いいたします。
総理、昨夜、ロシアは、北方領土問題は交渉を中断するというような発表がありました。いつ、どのレベルに日本に通告があったか、お知らせください。
○政府参考人(宇山秀樹君)
お答え申し上げます。
ロシア側から事前の通告はございませんでした。(発言する者あり)ロシア側から事前の通告はございませんでした。
○鈴木宗男君
総理、北方領土問題解決は日本の国益に資すると思いますか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
日ロ両国の間の最大の懸案である北方領土問題を解決して平和条約を締結するという方針の下、これまで粘り強く平和条約交渉を進めてきました。この領土問題を解決して平和条約を締結することは、まさに日本の国益に資するものであると考えております。以上です。
○鈴木宗男君
だとするならば、日ロ平和条約締結交渉も日本の国益に資すると理解してよろしゅうございますか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
我が国の方針、今申し上げた基本的な方針、これは何ら変更はないと考えております。
○鈴木宗男君
昨日のこのロシア側の外務省の声明によると、現在の状況ではと、中断せざるを得ないという表現になっております。
日本から私は平和条約交渉の道を閉ざすべきではないと考えておりますが、総理の考えはいかがでしょうか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
北方領土問題を解決して平和条約を締結するという方針、これはこの我が国の方針として何ら変更はありません。この基本的な方針は今後とも維持をいたします。
○鈴木宗男君
昨日のこの声明の中には、九一年からのビザなし交流についても停止と発表されております。プレクラシェーニといって、まあ正確にはプレクラシェーニエと、宇山さん、言った方がいいか分かりませんけど、いずれにせよロシア語では停止、若しくはもうやめる、打ち切るという表現にも取られます。
私は、是非ともこのビザなし交流だけは、総理、人道的見地から継続してほしいと願っているんですけれども、総理のお考えいかがでしょうか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、この北方墓参あるいは自由訪問、こうした事業がコロナ、新型コロナの影響で二年間にわたって実施されていない、現状そういう状況にあります。このロシア側が新型コロナの状況を理由に事業の再開に応じてこなかったということでありますが、私自身、先ほど申し上げた北方領土問題に関する我が国の立場、また、北方墓参や自由訪問を始め、高齢になられた元島民の方々への思いに何とか応えたい、こうした思い、これはいささかも変わりがないと思っております。
そして、今回のそのロシアの対応でありますが、まずもって、今回のロシアのこのウクライナ侵略、これは国際秩序の根幹を揺るがすものであり、国際法違反であり、厳しく非難されるべきものであります。
そして、それにもかかわらず、すなわち、全て今回の事態はロシアによるウクライナ侵略によって起因していると、侵略に起因しているというものであるにもかかわらず、それを日ロ関係に転嫁しようというこの対応、これは不当であり、受け入れることはできないと考えております。
○鈴木宗男君
総理、これ、元島民の平均年齢もう八十七歳です。一万七千人が引き揚げてきて、今もう五千人ちょっとであります、生き残っているのは。三分の二亡くなっているんです。先祖の墓を置いてふるさとを捨てざるを得なかったこの島民の思い、私は本当に、毎日電話をいただきながらも涙しております。
是非とも、この人道支援だけは何があっても継続するんだという総理の強い決意を伺いたいんですが、いかがでしょうか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
どんな厳しい状況にあっても、どんな難しい状況の中にあっても、人道的な見地から取るべき対応、これは大事にしていかなければならないと思います。
おっしゃるように、この北方墓参あるいはこの自由訪問、こうした取組は人道的な見地から大変重要な取組であり、我が国がこうした取組を重視するという姿勢は全く変わりません。
だからこそ、今回のロシアの発表は不当なものであり、受け入れ難いと考えているところであります。
○鈴木宗男君
総理ですね、本来ですと、今月中にはサケ・マス漁業交渉も行われるんです。来月以降には貝殻島昆布漁の交渉も行われるんです。今のところ見通し立っていません。
私は、これは日本経済にも影響するし、食卓、国民生活へも影響するものですから、このサケ・マス交渉や昆布漁の交渉、これは是非とも予定どおり進めていただきたいと、ここはまた働きかけていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
我が国の国益というのは外交においてしっかり考えていかなければいけない大切な課題であると思います。
ただ、今のウクライナの情勢、この軍事行動が続いている、こうした厳しい状況を考えますと、今御指摘の具体的な交渉について何か展望を申し上げることは今は難しい状況にあると思います。
しかし、是非、こうしたロシアによるこの軍事行動、これが停止し、そして状況が改善することを目指して国際社会と連携をしていく、協調していく、これが我が国にとって今は重要であると思っております。
○鈴木宗男君
総理、厳しい冷戦時代、領土問題がないという時代でも、日ソサケ・マス交渉はつないできました。これが唯一の道だったんですね。このことを是非とも頭に入れておいていただきたいと思います。
あわせて、ウクライナ問題で私は、制裁よりも話合いが一番だと思っております。岸田総理自らプーチン大統領に、ゼレンスキー大統領に、ここは話合いだと、撃ち方やめだという働きかけをしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
事態を平和的に解決するためには、最後はこの話合いというものが大事になってくると思います。
そして今、ウクライナとロシアの間においては断続的に交渉が行われています。ただ、交渉の内容を見ますときに、ロシアの要求、中立化ですとか非軍事化あるいは非ナチ化など、このウクライナとしてなかなか受け入れられない要望も大変多い、こういった状況にあります。
こういった状況ですので、是非このロシアに前向きな対応を促すためにも、今は国際社会が一致結束してこの厳しい思いを行動に表していくということが重要であると考え、日本としては国際社会との連携を重視し対応している、こういった段階にあります。
こうした状況を受けてロシアがどのような対応をするのか、これを注視しながら、引き続き日本として取るべき対応を、外交姿勢を考えていきたいと思います。
○鈴木宗男君
総理、日本は……
○委員長(山本順三君)
時間が来ておりますので、おまとめください。
○鈴木宗男君
ウクライナとも良ければ、アメリカとも良ければ、ロシアともいい関係だと思っているんですよ。
是非とも岸田総理の強いリーダーシップを私は期待しているんです。積極的に強い外交を打って出ていただきたい。このことをお願いして、質問を終えます。
ありがとうございました。
※東京大地塾