19日行われた日印首脳会談の共同声明に注目した。
ロシアに対する名指し批判はなく、「深刻な懸念」という表現である。インドが置かれている地政学的な条件から、インドはインドの立ち位置を守っている。
インドは国連総会のロシア非難決議でも賛成せず棄権している。国家の名誉と尊厳を懸け、明確に自国の立場を貫き通すインドの外交を日本は参考にすべきではないか。
昨日のカンボジアとの首脳会談後の共同声明でもロシアの名前を出しての表現はなかった。カンボジアは今年のASEAN(東南アジア諸国連合)の議長国である。やはり、バランスを考えての立ち位置での判断だろう。
北方領土解決、平和条約締結、水産物の対露交渉と日本は日本としての問題を抱えている。この事を頭に入れた外交をしなくては国益とならない。
紛争が終わった後の出口を考えた、国益に沿った外交をあらためて期待したい。
富山発7時10分の飛行機に乗り、羽田経由で札幌に行き、11時30分から元衆議院議員の三井辨雄さんのお別れ会で献花する。
13時30分から農業法人会で講演。全道各地から有為な農業経営者が集まっており、講演後の質疑応答は大変勉強になった。
終了後、夜の便で帰京する。1日で3回飛行機を乗ったことになるが、世の中便利な時代である。
※元衆議院議員の三井辨雄さんのお別れ会
※農業法人会で講演