今日のTBSサンデージャポンで、準レギュラーの杉村太蔵さんがウクライナ問題で、このような事態になった経緯(いきさつ)、原因を考える事も必要ではないかという主旨のお話をされていたという。「最もな指摘ではないか」という声が、私のもとに多くの人から寄せられた。

 こうした事態では、強い声に引きずられがちだが、冷静に分析し判断する事が求められている。その点、杉村さんはよく考えての発言と受け止めた。

 3日夜行われたQuad(クアッド)(アメリカ、日本、インド、オーストラリア)の電話首脳会談で、ウクライナ問題での連携は一致しているが、ロシアを名指しで非難する発表はなかった。国連緊急特別総会でも対露非難決議採決を棄権したインドである。インドは隣国パキスタンとの関係、更には中国との関係を考える時、ロシアの存在は極めて大きい。インドとしては国家安全保障を考えての賢明な判断だろう。

 力による現状変更、主権侵害はあってはならない。日本は国益の観点から、北方領土問題、日露平和条約を抱える。更に国民生活、経済を考える時、ロシアからのエネルギー供給は不可欠である。日本もインドの姿勢を参考にすべきではないか。

制裁をいかほど課すより、まずは話し合い、交渉こそが問題解決の道である。何よりも対話、話し合いが問題解決の一番である事を日本政府は強く呼びかけるべきである。

 読者の皆さんはいかがお考えだろうか。

 金曜の夜から北海道に入り、お世話になった方のお通夜、告別式、弔問等をする。まん延防止等重点措置が延長されているが、最後のお別れは人の道として、私なりの思いで足を運ぶ事にしている。