ロシアとウクライナが昨夜から停戦交渉に入り、交渉を継続する事で合意している。

 昨日の予算委員会で、私は、「『制裁』よりも『話し合い』が大事だ。ロシア、アメリカ、ウクライナに話し合いを働きかけるべきだ」と質したが、昨夜(日本時間)、岸田総理はゼレンスキー大統領に電話している。また、バイデン大統領の呼びかけで、G7(主要7カ国)、EU(ヨーロッパ連合)等の各国首脳電話会議に参加している。

ロシアにも話かけるべきである。いかほどの制裁を科しても紛争は収まらない。

 岸田総理がロシアに、アメリカに乗り込んで行って、「話し合いをすれ」というべきと思うのだが。

一日も早い交渉再開を願ってやまない。

 昨夜のうちに千歳に入り、今朝一番の釧路行きに乗り、10時から我が母校足寄高校の卒業式に出席し、祝辞を述べる。

 私の頃は1学年220人いたが、今年の卒業生は、なんと46人である。人口減少が手に取るようにわかる。

 校長先生の祝辞の中で、「人生失敗から学ぶことがある」と卒業生に話された。私も「人生計算通り、思い通りいかない。私も20数年前まで政治家として順調な歩みをし、将来が期待されたが、権力闘争で天国と地獄を経験した。しかし、私は何があっても諦めない。信念を持って、人一倍働き、努力すればわかってくれる人がいる。そう自分に言い聞かせ、頑張って今日がある。卒業生の皆さん、辛い時、苦しい時、ここ観岳台(足寄高校のある場所)から見える雄々しい阿寒の山々を想い出し、人生歩んでほしい」とエールを送った。

 母校で挨拶出来る事に、毎年卒業式に出ながら何とも言えぬ感激と感謝も気持ちで一杯だ。

 足寄高校の式歌は「蛍の光」ではなく、松山千春さんの「大空と大地の中で」である。松山さんの名曲を卒業生と一緒に声を出さず口ずさみながら、遥か56年前の私自身の卒業式を想い出し、今あることに万感の想いで感謝したものである。

 

※足寄高校卒業式