北京オリンピックが終了した。閉会式が約1時間半行われたが、聖火が消える瞬間は中々の演出だった。

 ロシアの選手もウクライナの選手も、ウクライナ情勢に関係なくスポーツマンシップの下、全力を尽くしたことだろう。

 戦後、最悪の日韓関係と言われながらも小平奈穂選手とイ・サンファ選手の友情は熱く強い絆を今も持ち続けていた。

 スポーツの持つ力、感動はまさに平和の祭典に相応しいものと痛感しながら、バイデン大統領もジョンソン英国首相もオリンピック選手に見習うべき点があるのではないか。

 挑発ではなく(いつく)しみ、愛情、何よりも人としての心が今こそ必要ではないか。

 オリンピックはやはり特別のイベントと改めて感じた次第だ。

 また、悲しい事件が起きている。神奈川大和市で上田なる母親が7歳の子供を殺害したというニュースに驚く。

 しかも3人の子供が2か月から1歳までに死亡しているとのことである。人間でない仕業ではないか。

 15日には岡山で5歳児を虐待死させ、母親と内縁の男が逮捕されている。

 この2つの事件でも児童相談所が把握し対応している。両方の親は人でなしとして論外だが、2件とも児童相談所が一時子供を保護しており、もう少し親身になった対応をしていればとの思いが去来する。

 世界にたった一つしかないそれぞれの命である。他人事(ひとごと)と思わず、どうしてこんな社会になったのか政治の責任はないのかお互い考えて見たいものである。

 昨日、長崎知事選挙の投票が行われ、日本維新の会、自民党長崎県連が推薦した大石けんご候補が541票差で当選した。なんと0.1%の僅差での当選であり、現職に立ち向かう39歳の若武者に、県民は期待した結果である。

 私も2回応援に入ったが、長崎県民の良識に感謝したい。