日本維新の会は昨日臨時党大会を行い、松井一郎代表が続投することになった。

 衆議院選挙後の10日に行われた両院議員総会で私は「衆院選で松井代表の下で結果が出ているので、代表選をやる必要がないのでは」と発言したが、「民主的手続きを取る」との馬場幹事長の説明だった。

 「改革」を訴える日本維新の会は、しっかり手続きルールを尊重するし、実行している。

 共同代表の片山虎之助参議が倒れられ、息子さんの片山大介参議から共同代表も参議院議員も辞するとの申し出があったと松井代表が話された。私も26日(金)に聞かされ、驚いたものである。

 片山虎之助参議の見事な(いさぎよ)い出処進退は、政治家の見本である。「晩節(ばんせつ)を汚さない」の見本ではないか。

 松井代表は人事に着手し、片山氏の後任に馬場幹事長を共同代表にした。幹事長には40歳の藤田武文衆議を、政調会長には38歳の音喜多駿参議を、総務会長に47歳の柳ケ瀬裕文参議を起用する予定とのことだ。

 日本維新の会には有為な若手議員が数多くいる。この新体制で来年の参院選挙、衆院選挙同様2倍増、3倍増にしたいものである。

 松井代表の「先を見据えて」の判断を高く評価したい。流石である。

 参議院選挙まで7カ月、ゴングは鳴ったと心して参りたい。