18、19日、松山千春さんのコンサートに足を運ぶ。

東京国際フォーラムは、コロナの関係で65%の観客収容制限だったが、会場内は200%、300%の熱心なファンの熱気で一杯だった。

 初日には1月に亡くなったお母さんとの想い出を涙ながらに話され、私もお母さんをよく知る者として胸打たれた。

 また、9月に旅立たれた弟の明人さんとの最後の会話を紹介された。ただただ世の無常を嘆いたものである。

 昨夜は23年前亡くなったお姉さん絵里子さんとの最後の1カ月をしみじみ感慨深く語られた。

 そしてお父さん明さんが「とかち新聞」を発行していたことを売れなくても、貧乏していても誇りを持って見つめていたと毅然と(りん)とした姿で語られとっても気高(けだか)く感じた。

 初日のトークの中では私のことにも再々触れてくれ、松山さんの人情に感謝した次第だ。

 千春さんのコンサートの余韻(よいん)が残る中で家に帰った。

 千春さんの名曲の中で「大空と大地の中で」は、新党大地のテーマ曲として使わせて戴いている。

 「生きることが辛いとか 苦しいだとかいう前に 野に育つ花ならば力の限り生きてやれ」このフレーズにどんなにか勇気を戴いたことか。

 「平凡」という曲のスタートは「幸せだとか 不幸(ふしあわ)せとか 感じる暇などなかった ただ毎日を恥じることなく 自分なりに歩いてきた ほめられる様なことはないけど 馬鹿にされることもないさ 守れるものはすべて守った まちがいとは思わないさ 平凡だけで穏やかな この一日の終わり『ありがとう』って心から『ありがとう』っていえるから」を想い出しながら自分の人生を振り返った。

 久し振りに家内と話をしながら、千春さんから「奥さん元気ですか」と言われ、お陰で折れかかっていた気持ちに「喝」を入れられた思いである。

 朝の便で札幌に行き、14時から鈴木直道北海道知事の「2021鈴木直道政経セミナー」に出席する。

 挨拶の機会があったので、鈴木知事のリーダーシップを称えながら、「知事も鈴木、衆議院も鈴木、参議院も鈴木という思いでお互いこれからも頑張っていきたい」と述べさせて戴いた。

 東の鈴木直道北海道知事、西の吉村洋文大阪府知事は注目される存在である。

 

※2021鈴木直道政経セミナー