テレビ・新聞は、自由民主党新総裁岸田文雄氏のことで満載だ。一夜にして岸田さんの生活様式が変わったことだろう。

 今回の総裁選メディアの予想は、1回目党員票が圧倒的に河野氏に入ると見て1位河野氏と、どこも報道していた。

 結果は1回目から岸田氏が1位となった。決選投票では岸田氏の圧勝である。

 いつも思うことだが、政治家は選挙で有権者から選ばれている。その政治家は人を見る目、人に対する評価、判断は一般の人より優れていなければならない。人の先に立つ人の使命、責任である。

 合わせてその注目される国会議員はどんな性格で、日々どんな生活行動かは一般の人より判っている。

 石破さんが国民的人気は高くとも国会議員の評価、理解は低い。それは常日頃の人間関係、政治家としての姿を見られているからである。

 20年前、田中真紀子さんが小泉純一郎総理よりも人気があったが、政治家としてはどうだったであろうか。

 こうしたことを考えても自民党の国会議員、党員はよく判っての投票行動であり、まさに「バランス」を発揮したと受け止める次第である。

 昨日の総裁選挙でも1回目河野氏断トツ1位という連日の報道で楽観した、油断した向きも少しはあったと思う時、報道は真実のみを正確に国民に伝えてくれればよいとつくづく思うものである。

 16時から東京大地塾。「自民党総裁選挙と北朝鮮情勢」について佐藤優さんからお話を戴き、質疑応答。タイミングのよい大地塾であった。


※東京大地塾