大相撲横綱白鵬が「引退」という報道にびっくりする。

 秋場所は宮城野部屋でコロナ感染者が出て、部屋の力士全員休場する事になり、九州場所では当然白鵬の勇姿が見れるものと思っていたが、突然のニュースに、7月場所で全勝優勝を果たし「やはり白鵬」と全国の相撲ファンが拍手喝采した事が想い出される。

 もう破られる事はないであろう数々の記録を残したその偉業を称えたい。品格云々(うんぬん)の声もあるが、勝負の世界、決められたルールの中での結果が全てである。強い横綱であった事に誰も異論はないだろう。

 今後どんな力士を育てるか注目したい。

 大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手は26日、10勝目をかけて登板したが、7回1失点に抑えたがチームの援護がなく勝敗はつかなかった。

 1918年のベーブ・ルース以来の二桁勝利、二桁本塁打を何としても達成してほしいものだ。

 残り試合は少ないが、もう1回登板の機会を是非とも大谷選手に与えてほしいものである。

 野球のメッカ、アメリカで日本選手の羽ばたきを世界に示したいものだ。

 スポーツの果たす力は極めて大きいといつも思っているが、政治の世界でも大きな役割、力を発揮できる。

 今、自民党総裁選挙が行われているが、国民の関心は高い。明日、自民党員、国会議員はどんな判断をするのか注目したい。

 「迎合やポピュリズム、人気取りの薄っぺらいリーダーではなく、安定感のある、バランス感覚に優れた心の広い人になってほしい」「平成13年の総裁選の時、小泉純一郎、田中眞紀子両氏の人気を過剰に評価し、そのムード、流れで、時のリーダーを選んだが、結果として何を得たであろうか。石破、河野、小泉とメディアのつくったイメージで判断してはならない」という声が、多くの私の知り合いの自民党員から寄せられた。

 よく「党員票が多い結果を尊重するべきだ」という声も聞かれるが、国会議員は選挙という民主的手続きで、何万、何十万の支持を得て、国権の最高機関である国会に出ている。一党員の一票とは当然価値が違ってくるのではないか。

 国民から選ばれた国会議員の賢明な判断で、より優れたリーダーが選ばれることだろう。