テレビも昨夕から今朝にかけどの局も自民党総裁選である。今日の全国紙朝刊も1面トップで、
読売新聞は「コロナ・経済 4氏論戦 自民党総裁選告示」
朝日新聞は「自民総裁選 4氏立候補 3氏『決選投票の公算大』新首相 来月4日に選出へ」
日本経済新聞は「総裁選 派閥色薄く混沌 河野・岸田・高市・野田氏 4氏立候補」
産経新聞は「自民総裁選告示 4氏の争い『安保』『皇位継承』で温度差」
毎日新聞は「衆院選の『顔』争い 自民総裁選告示 4氏立候補」と扱っている。
これほど大々的に報じられると、野党も打つ手がない。東京新聞2面で各党の発言が出ている。
「立憲民主党の枝野幸男代表は『国会議員の仕事は国会だ。(総裁選は)午後5時以降にやってもらいたい』と酷評」
「共産党の田村智子政策委員長は記者会見で(国会より)党内の争いを優先させることはあり得ない」
「国民民主党の玉木雄一郎代表は取材に『国会を開きながら総裁選をやることも可能だ』と指摘」
「一方、日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は記者団に『目の前の新型コロナ対策で実現可能性の高い、具体的な案をぜひ提案してほしい』と注文を付けた」
立憲の枝野氏の「午後5時以降にやってもらいたい」という話は、全く論外だ。
共産党の田村氏の「党内の争いを優先させることはあり得ない」と言っているが、共産党で、そもそも民主的手続きで代表選挙をやれるのだろうか。これも机上の空論である。
国民民主党の玉木代表の言い振りは一つの方法である。
日本維新の会松井代表の「目の前の新型コロナ対策で具体的な案を是非提案」は、極めて真っ当な国民の声を代弁しており流石である。
政治家にとって言葉は「力なりき」であり、責任者たる者の力量が問われるものである。
さて自民党総裁選、日本は議院内閣制で与党が政権を握り政府を創る。だから国会における圧倒的第一党自民党総裁、イコール内閣総理大臣である。
「立憲、共産党が何と言おうと自民党総裁選は日本の命運を握るリーダーを決める闘いであり、メディアも当然大きく扱うことになる。この原理原則を否定する立憲民主党、共産は、やはり常識外ではないか」という声が多数寄せられた。
読者の皆さんはいかがお受け止めだろうか。
いずれにせよ、29日迄自由民主党内でさまざまな綱引きが行われる。そのエネルギーをより大きく使った陣営が栄光の座をつかむのである。