東京オリンピック勝者、敗者、さまざまなドラマが展開されたが、競技外でも感動の数々を知らされる。

 バスを乗り違い、レースに間に合わなくなりそうなジャマイカパーチメント選手に1万円を渡しタクシーに乗せ、見事金メダル獲得に貢献した大会関係スタッフ、ティヤナさんの機転、心遣いも感動したが、女子やり投げで銀メダルを獲得したポーランドのマリア・アンドレイチク選手の行為も場外の金メダル、いや、それ以上の価値あるものと思った。

 生後8か月の男児の心臓病手術費用を捻出するため銀メダルをオークションに出し、20万ズロチ(約560万円)からスタートし、2000万円で地元企業が落札した。

その企業は「美しく気高いオリンピアンの振る舞いに感動し、サポートを決めた」と声明し、お金を出し銀メダルはマリア・アンドレイチク選手の手元に戻ることになった。

アンドレイチク選手の海よりも深く、空よりも高い親心が企業を動かし、さらに寄付が集まっているとのことである。

子どもの命を助けるために、かけがえのない銀メダルをオークションに出す決意をしたそのこと自体、凄い決断であり、何よりも失ってはいけない、なくしてはならない親の愛情が、企業、社会に伝わった結果である

こうした感動を見るにし、聞くにし、政治家も「心」のありようをしっかり持たなければと考えさせられた

8カ月男児の手術の成功を願ってやまない。

根室市議会議員選挙投開票日、新党大地公認3候補の吉報を待つことにする。