東京オリンピックが無事終わり、メディア各社の世論調査でも6割以上が「開催して良かった」という数字である。やはりスポーツの持つ力、感動を国民は理解し、評価した結果であろう。

 昨夜、19時半からのNHKスペシャルTOKYO2020の闘い「コロナ禍・異例の五輪17日間・舞台裏の記録 日本選手・葛藤と涙… 卓球・打倒中国の挑戦 ソフトボール日米秘話 感染急増で何が起きた」は、約1時間半の感動ものだった。

 卓球選手団の努力、ソフトボール上野投手と米国アボット投手の友情、金メダルを獲得した選手の一言一言が胸に響いた。メダルを取れなかった人についても触れられていた。

バトミントン女子ダブルス廣田彩花選手は、右膝前十字じん帯を6月18日全日本合宿のとき断裂、不通なら出れる状態でないのに懸命にリハビリと治療をし、なんとギブスを付けての出場。ペアを組む福島由紀選手の最高のサポート、長年コンビを組んできた「絆」がテレビから伝わってきて「友情」を超えての「人間愛、思いやり、優しさ、愛情」に胸打たれた。

 この場面を見ただけでも、オリンピック開催をした意義はあるとつくづく思った。

 やはり、スポーツの持つ特別な力を感じたのは、一人私だけではないだろう。