東京オリンピックも後半戦に入った。連日、日本選手の活躍で、オリンピック開催反対を主張していた新聞、テレビ局もどういう訳か競って報道している。

 「知る権利」とか「表現の自由」と声高に言いながら、自らの発言に責任を持たない、いや、負わない姿勢に、どうなっているのかと首を傾げる次第だ。

 SNS、インターネット交流サイトで、オリンピック参加選手への中傷が相次いでいるという。どうして心無い事をするのか。

 「物豊かにして心貧しき日本人」と言われて久しいが、全力を尽くし頑張っている選手を誹謗中傷するのは以て(もって)(ほか)である。同時に、技術革新が進み、人権・プライバシーに関する法律、規則が追い付いていないことも事実でないか。

 大会組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは「非情に心を痛める事案」と言及している。しかし、組織委として「声明」を出す予定は今のところないとしている。

 ここは「世界の平和の祭典に集う選手に対し、無用の誹謗中傷はやめて下さい」と組織委として毅然とした声明を出すべきではないか。

 あわせて中傷にあった日本選手の皆さんにも言いたい。私事であるが、20年前、権力側の意図的、恣意的情報提供により、メディアによる異常なほどの「ムネオバッシング」があった。ある事ない事、いや、ない事ない事がまことしやかにテレビに流れ、政治家としての私の実績は全て否定された。しかし私は「負けてたまるか、何があっても諦めいない」の信念で生きてきた。心無い人はいつの時代もいるが、確固たる目的、目標を持って前を見据えていけば、必ず結果はついてくる。SNSで心痛んだ皆さん、一緒になって雄々しく前を見ていこうではないか。

 朝7時に釧路を出発して根室に向かい、10時より令和3年度根室市功労者・貢献賞表彰式に出席。

 12時から北方領土返還要求根室市民大会に出席。「安倍総理が2018年11月14日シンガポールでのプーチン大統領との首脳会談で『1956年宣言を基礎として平和条約交渉を加速する』と合意したラインでしか解決の道はない」と話す。

 元島民の最大公約数は①自由に島に行きたい、②一島でも二島でも還してもらえるものは還してほしい、③目の前の海を使わせてほしい、である。

 私は元島民の思いを胸に刻んで取り組んできたし、行動してきた。これからも元島民に寄り添って、平和条約締結という結果を出したいものである。

 15時から根室市後援会拡大役員会。久しぶりの顔合わせで、直接会う事の重要性が伝わってくる。変わらざる人間関係に心から感謝してやまない。

 

※令和3年度根室市功労者・貢献賞表彰式

※北方領土返還要求根室市民大会

※根室市後援会拡大役員会