月刊誌「創」7月号で「筆乃両断!佐高信」というシリーズものがあるが、有難いことに今月号(7月号)は、「再び先祖返りしてしまったのか 鈴木宗男」というタイトルで、佐高氏は私のことを書いている。
 冒頭「人間の品性とか気質は簡単には変わらない。鈴木宗男は改めて私にそれを教えた」とある。
 月刊「Hanada」6月号で私は、菅総理の頑張っている姿勢を評価したことが気にくわないようだ。
 佐高信氏なりの人に対する見方、見解はあっても良いが、一方的な身勝手な判断はやめて戴きたい。
 私は人間関係を大事に生きてきた。昭和58年最初の選挙、中川一郎自殺の原因は鈴木宗男とあの当時もメディアから大バッシングを受けたが、中川一郎先生のご兄弟、秘書団は私を支えてくれた。
 あの当時から私と行動を共にしてくれた心ある後援者は、松山千春さんを始め何があっても今も鈴木宗男である。
その場しのぎに右顧左眄(うこさべん)してきた鈴木宗男ではない。良いものは良い、悪いものは悪いと変わらざる信念を持って政治家として生きてきたと自負している。だからこそ今がある。
佐高信氏がお書きになった「佐藤優というタブー」の本にも私のことを批判しているが、自分と同じ価値観、考えでない者は排除するという佐高信氏は一体何様であろうか。
佐高氏は今この本の内容について佐藤優氏と裁判になっている。私は佐藤優さんの主張を全面的に支持する。
佐高氏に言いたい。「筆乃両断」の最後に「鈴木は命令した『慎太郎!五味社長に頭を下げろ!五味のほうが面食らった。一介の秘書に過ぎない鈴木が新人代議士とはいえ、有名な作家の石原を呼び捨てにしたからである。当時の鈴木に、いま、先祖返りしているのだろう』」とあるが、全くの嘘、デタラメである。
 私は石原先生と五味さんのところに行ったことはない。いわんや呼び捨てにしたことなどただの一度もない。
 こんな噓話をするような佐高氏の方が先祖返りも甚だしく、頭にムシでも入っているのではと思う次第だ。
 親切な忠告や意見には耳を傾けるが、敵対的、しかも一方的な押し付けの話には鈴木宗男は妥協しないと読者の皆さんにお伝えしたい。