大坂なおみ選手が全仏オープンの試合後の記者会見に出ないと5月27日発表し、5月30日の試合後の記者会見を行わなかったことにさまざまな反響を呼び、31日のメディアは「プロなのにどうしてそんな判断になるのか。全仏オープンに参加する選手には同じ義務が課せられており、身勝手ではないか」などの発言がなされていた。
 特にテレビコメンテーターの中には厳しい見方、発言が示された。ところが昨日、大坂選手が全仏オープンを棄権すると発表し、うつ病であることを明らかにすると、昨夜のテレビコメンテーターは手のひらを返したように大坂選手に同情的な発言をしている。
 なんといい加減な軽い人達かと、そしてこのレベルの人達によって国民が間違った認識や受け止めをしてしまうと考えると、改めてメディアの果たす恐ろしさを感じた。
 20年前、メディアバッシングに遭った者として、報道に関わる人は正確で、真実のみを語ってほしいと願っている。
結果として間違ったことを言ったり、思い込みで話したなら、堂々と正直にお詫び、訂正をすべきである。
 言葉の遊びは許されないという自覚を強く持ってもらいたいものである。
 読者の皆さんはいかがお考えだろうか。